勝てる試合を落とし悔やむ渡嘉敷来夢「最終的に勝たなければ意味がないです」

2016/08/12
日本代表
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写真=Getty Images

課題も収穫も多かったオーストラリア戦を振り返る

オーストラリア戦、日本代表は大健闘を見せて一時は大きなリードを奪ったが、最終的には相手の勢いに飲み込まれて逆転負けを喫した。試合後、日本のエースである渡嘉敷来夢は「200%勝てる試合だった」と悔しい思いを口にした。

「前半の出だしはトルコ戦と違って良かったと思いますし、第3ピリオドでは良いプレーができましたが、それを40分間やり続けなければいけません。最終的に勝たなければ意味がないです。とりあえず目の前の試合に集中して、みんなでしっかり走って、みんなでしっかり守って、勝ちにいきます」

内海知秀ヘッドコーチは敗因をこう語る。「キャンベージ選手に第4ピリオドだけで18点許してしまい、そこを抑えきれませんでした。オーストラリアとしても得点を取る部分はそこだったと思いますので、高さの部分でやられたのと、寄りが一つ遅れると一つずつ遅れてやられてしまいました」

だが、「途中までは良いディフェンスができた」とヘッドコーチが言うとおり、収穫も多かった試合だった。「オフェンスではトランジションを早く、ペースを上げるように選手たちに指示を出し、選手たちはよくやったと思います。ただ最後、ドライブで切っていくようなプレーができたらよかったと思いますが、これは我々の責任です」

第2のポイントガードとして攻撃を引っ張り、特にオーストラリアを突き放す時間帯には果敢なドライブインも見せた町田瑠唯は自分のプレーをこう振り返る。「ドライブに関してはいけると思っていたので、それが得点につながって良かったです。とにかく自分が出た時はスピードでもっていくことを意識してやっていたので、どんどんアタックしていくことを常に頭に入れてプレーしています」

結果だけを見て悲観的になることなく、プラスもマイナスもしっかりと消化してチームの実力に落とし込んでいくことが必要だ。日本はあくまで挑戦者。ただその一方で、4年に一度の五輪本大会を経験のためだけに費やすわけにはいかない。

先のトルコ戦、そしてこのオーストラリア戦では多くの課題が見付かった。だが、まだ若い日本代表には「伸びしろ」しかない。中一日で迎えるフランス戦、その先の決勝トーナメントで世界を驚かせるためには、五輪大会期間中にもレベルアップすることが求められる。

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