
「激しさに負けずにぶつかっていくメンタルを出せた」
ホークスはオールスターブレイクを挟んで7勝1敗、一時期の不振を完全に脱した。ただ勝っているだけでなく、その勝ち方にヘッドコーチのクイン・スナイダーは満足している。
現地3月7日のセブンティシクサーズ戦は、前半だけでタイリース・マクシーにトランジションから次々とチャンスを作られて22失点。それでも後半に守り方を修正し、ニキール・アレクサンダー・ウォーカーにマークさせることで9得点に抑え込んだ。またベンチから出たザッカリー・リザシェイが短い時間でもチームプレーに徹し、ディフェンスのインテンシティを引き上げた働きも印象的。前半の73失点を後半は43失点に減らす、見事なアジャストだった。
オフェンスではジェイレン・ジョンソンのマークが厳しければCJ・マッカラムがプレーメークを担って変化を付けるボールシェアで、スタメン全員が2桁得点を記録。ジョンソンはハンドラーとしての『使う側』でも『使われる側』に回っても積極性を失わず、第4クォーターの勝負どころで一気にギアを上げてエースとしての働きを見せた。
ジョンソンは39分の出場で35得点10リバウンド7アシストを記録。派手なスタッツを残しているが、任せるべきところは仲間に任せ、味方が演出したキャッチ&シュートのチャンスを確率良く決めて、それでディフェンスを引き付けては味方にパスを出す。それでいて自分でリムにアタックする積極性も失わないバランス感覚の良さを披露した。
ジョンソンも「良いプレーができたと思う」と自分自身に合格点を与えた。「シクサーズはとても激しい守備を仕掛けてきたけど、激しさに負けずにぶつかっていくメンタルを出せた。どの試合でも集中しているつもりだけど、今日みたいに試合の流れをつかんで連続得点している時は感情が高ぶるよ」
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— Atlanta HaWWWWWWks (@ATLHawks) March 8, 2026
バランス感覚はジョンソンの特筆すべき持ち味だが、それは試合展開がある程度決まってから必要とされるもの。この試合での彼は、シクサーズの気迫に飲み込まれない、逆にエネルギーで圧倒するという意欲があった。それが試合開始早々、全員がボールウォッチャーになっているオフェンスリバウンドに突進し、こぼれ球をダンクで叩き込んだシーンに繋がった。そしてクラッチタイムにダンクを連発して吠えた。
「感情を露わにしたのも、試合の流れに乗った結果だ。すごく激しい試合で、それぞれの気持ちの入ったプレーが相手の良さを引き出すような展開になった。こういう試合は誰でもプレーしたいと思うものだ。それが僕の良さを引き出してくれたし、他のみんなも試合の熱気を感じ取ってプレーしたと思う」
12月に2勝11敗と低迷し、ここでフロントはトレイ・ヤングの放出などチームの転換を決断した。チームをイチから作り直すことになって成績が伸び悩む時期もあったが、序盤に苦戦しても集中力を切らさない粘り強さが、今の連勝を支えている。下位チームとの対戦が多い連勝だったが、今回のシクサーズ戦での逆転勝利はチームに大きな自信を与える。
ジョンソンは言った。「僕たちはプレーオフに行きたい。オールスターブレイクが終われば順位を上げなきゃいけないと全員が分かっていた。『勝ちたい』というメンタリティは今までよりずっと強いし、お互いへの信頼も深まっている。ここまでは上手くいっているけど、この勢いをもっと続けなきゃいけない」