ケビン・ジョーンズ

ロイブルHC「彼は何より素晴らしいリーダーです」

レバンガ北海道は、37日と8日の横浜ビー・コルセアーズ戦に連勝した。開幕から快進撃を続け、Bリーグ開幕後チームベストの勝率をマークしている北海道だが、2月は1勝4敗と失速していた。それが代表ブレーク明けで、同一カード連勝を達成できたのは大きな価値がある。

嫌な流れを払拭する立役者となったのがケビン・ジョーンズだ。そもそも2月に北海道が苦しんだ大きな理由が、ジョーンズの負傷離脱だった。この週末、特に復帰初戦となったゲーム1でジョーンズは3ポイントシュート5本中4本成功を含む18得点6リバウンド4アシストの活躍で、100-98の激闘を制すのに大きく貢献した。

ジョーンズはフィジカルの強さを生かしたゴール下と3ポイントシュートが武器で、得点とリバウンドの両方で頼りになる。だが、彼の貢献はスタッツに出る部分だけでない。北海道のトーステン・ロイブルヘッドコーチはゲーム1終了後、次のようにジョーンズの存在の大きさを語る。

「今日、彼は素晴らしいスキルセットを見せてくれました。そして何よりも彼は素晴らしいリーダーです。彼が不在の時、私たちにはオンコート、オフコートでチームをまとめコミュニケーションを取って細かい問題を解決してくれるリーダーが欠けていました」

そして指揮官は、「たとえ彼が試合で0得点に終わっても、彼がコートに立つこと、ベンチにいることはチームにとって大きな意味があります」と、ジョーンズの統率力に絶大な信頼を寄せる。

ジョーンズ自身も、リーダーとしてチームを正しい方向に導くことを強く意識している。「このチームの中心は富永(啓生)選手と(ジャリル・)オカフォー選手で、他の選手が周りを固めているところです。自分が必要な時に得点を挙げられるのは分かっています。ただ、それよりも僕がフォーカスしているのはリーダーとして、チームが崩れそうな時にみんなを1つにすることです。これこそ僕がプライドを持っている役割です」

ケビン・ジョーンズ

「タイトルをかけて戦う舞台こそが1年で最高の時間」

2018-19シーズンからBリーグでプレーするジョーンズにとって、北海道は通算5チーム目となる。これまで毎シーズン、全てのチームで主力として安定したプレーを見せているジョーンズだが、チャンピオンシップに出場したのは2018-19シーズンの琉球ゴールデンキングス時代のみ。だが、今シーズンは久しぶりのポストシーズン出場に大きく近づいている。

ジョーンズは、このように熱い思いを語る。「全てのシーズンでまずはチャンピオンシップ出場を目指しています。残念なことにBリーグ最初のシーズン以降、出ることはできていませんが、シーズンの最後、タイトルをかけて戦う舞台こそが1年で最高の時間です。今はまさにポストシーズン出場をかけて、激しい戦いを繰り広げているところです。ここから負けを重ねていくことは許されない。勝つことにフォーカスし、引き続き成長を続けていかないといけないです」

今の北海道は、チャンピオンシップでホームコートアドバンテージを取れる東地区の上位2つを狙える位置にいるが、同時に連敗すると一気に圏外まで落ちてしまうような激戦の最中にいる。この競争を勝ち抜くために何よりも必要なのはチームのさらなる成長で、そのために一体感が欠かせない。

ここからは今以上に、スタッツには出ないものの、チームに欠かせないジョーンズのリーダーシップがより大きな力を発揮してくる。