
2023年の『FIBAワールドカップ』準優勝メンバー
川崎ブレイブサンダースは6月9日、ドゥシャン・リスティッチと2025-26シーズンの新規選手契約を締結したことを発表した。
セルビア出身、現在29歳のリスティッチは、213cm111kgのセンター。アリゾナ大学卒業後、セルビア、イタリア、ロシア、スペインなど欧州各国を渡り歩き、2024-25シーズンはフランス1部リーグに所属しリーグ戦全30試合に出場。平均23.0分のプレータイムで12.7得点を挙げるなど、安定した得点力を発揮した。
セルビアの世代別代表を経てA代表の経験も多く、2022年のユーロバスケット、2023年のワールドカップと2年続けて大舞台を経験。それでもニコラ・ヨキッチ不在でニコラ・ミルティノフに続く2番手のセンターだったワールドカップでは、決勝トーナメントに入るとプレータイムを減らし、2024年のパリオリンピックでは招集から外れた。
リスティッチはクラブを通して以下のようにコメントしている。「長い歴史と豊かな伝統を持つクラブに加入できることは本当に光栄なことですし、とても興奮しています。そして、日本のBリーグでプレーする機会を得られたことにも感謝しています。川崎に到着し、ホームゲームでファンの皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。このシーズンが、川崎を応援するすべてのサンダースファミリーの皆さんとスタッフの皆さんにとって、素晴らしい成功と幸せに満ちたものになりますように」
また、クラブは「身長213cm、ウイングスパン220cmを活かしたインサイドプレーと多彩なフィニッシュも魅力の選手です。バスケットIQが高く、ネノヘッドコーチの求めるバスケットボールに順応し勝利に貢献してくれることを期待しています」とコメントしている。
■川崎2024-25シーズンロスターの契約状況(2025年6月9日13時時点)
【継続】篠山竜青、米須玲音、飯田遼、長谷川技、山内ジャヘル琉人、ロスコ・アレン
【退団】サッシャ・キリヤ・ジョーンズ、野﨑零也、柏倉哲平(ベルテックス静岡に移籍)、アリゼ・ジョンソン、益子拓己(福島ファイヤーボンズに移籍)、鎌田裕也(越谷アルファーズに移籍)、小針幸也
【未発表】マシュー・ライト
【新規契約】野本建吾(群馬クレインサンダーズから移籍)、津山尚大(島根スサノオマジックから移籍)、伊久江ロイ英輝、水野幹太(京都ハンナリーズから移籍)、ドゥシャン・リスティッチ(フランス、シャロンソーヌから移籍)