タロン・ルー

クリッパーズの主要選手から大きな支持を得ているとの情報も

現在、クリッパーズでアシスタントコーチを務めているタロン・ルーがヘッドコーチに昇格することが分かった。ルーは、ヘッドコーチとしてクリッパーズとの5年契約に合意したと『ESPN』が報じている。

今シーズンのクリッパーズはカワイ・レナードとポール・ジョージのWエースを擁し、優勝候補に挙げられていた。しかし、プレーオフではカンファレンスセミファイナルでナゲッツに逆転負けを喫し、その後、7シーズン指揮を執ったドック・リバースが退団し、後任を探していた。

ルーは現役時代にレイカーズで2度NBA優勝を経験し、ヘッドコーチとしての通算成績は128勝83敗で、プレーオフでは41勝20敗を記録。キャバリアーズ時代にレブロン・ジェームズとカイリー・アービングという個性の強い2人が中心のチームをまとめ、2016年にNBAファイナル史上初となる1勝3敗からの大逆転優勝を成し遂げた実績を持つ。『ESPN』によると、彼は選手とのコミュニケーションの取り方も上手く、チームに良い影響をもたらすと球団は考え、時期ヘッドコーチに指名したという。また、ルーは実際にクリッパーズの主要選手から大きな支持を得ているとの情報もある。

ルーのサポート役として2004年にピストンズでNBA優勝を成し遂げ、ファイナルMVPに選ばれたチャンシー・ビラップスをアシスタントコーチとして招聘することも『ESPN』が報じている。

今シーズンのクリッパーズは選手それぞれの実力は確かだが、チームケミストリーが足りなかった。アシスタントコーチとしてチームを見てきたルーが、指揮官としてどのようなチームを作り上げるのか注目だ。