
レブロンのパスで決めるアリウープは中学2年以来2回目
現地11月18日のジャズ戦でレブロン・ジェームズがシーズンデビューを果たした。まだ調整段階であっても、レブロンの復帰はレイカーズに追い風となる。ここまで好調だったチームのローテーションをどう調整するかの問題はあるが、ジャレッド・バンダービルドは「僕ら全員が彼の復帰を待ち望んでいた。誰もが彼と一緒にコートに立てる喜びを感じている。これがチームの勢いにならないはずがない」とポジティブな面を強調した。
その中でも喜びを隠さないのがディアンドレ・エイトンだ。今オフにレイカーズに加入した彼は、開幕からレブロンと一緒にプレーする栄誉に浴するのを楽しみにしていた。しばらく待たされた分、その喜びは大きい。
加入早々ではあるがチームにフィットし、ケガ人が相次いでメンバーが固定できない中でも15試合中14試合に出場し、16.5得点、8.8リバウンドとペイントエリアで安定した仕事をしているエイトンは、「レブロンの情熱とバスケIQ、彼の声があることで、プレーはすごくやりやすくなる。彼はこのリーグのすべてを知り尽くしていて、それがリムプロテクターとしての僕の能力を高めてくれる」と語る。
ジャズ戦の開始から3分半、レブロンが今シーズン最初に記録したスタッツはエイトンへのアシストだった。ジャズの守備が不注意からエイトンをフリーにした一瞬の隙を見逃さないパス。第2クォーターには自らがポストアップで仕掛け、エイトンをマークしていたカイル・アンダーソンがヘルプに寄ろうとした動作を待ち、アリウープを演出した。第4クォーターにはピック&ロールで、形はややぎこちなくてもレブロンが相手ディフェンスを引き付けていたため、パスを受けたエイトンはただリングにボールを叩き込むだけで良かった。
レブロンは12アシストを記録したが、そのうちの3つはエイトンの得点だった。「レブロンのパスのいくつかは、いつ僕のカットを見たのか分からなかった。良いタイミングで良いポジションに入れば、彼からパスが届けられる。『得点ってこんな簡単に決まるものなのか!?』と思ったよ(笑)」
エイトンは1998年生まれの27歳。NBAではベテランだが、レブロンがNBAデビューを果たした2003年には、まだ5歳の子供だった。「全くそんな感じはしない。隣に並んで走っていても僕より速いよ。これで23年目なんだから、身体が機械でできているんじゃないかな」
ジャズ戦でエイトンが受けた2つ目のアシストはアリウープだった。試合後、エイトンはレブロンに「あなたからのパスでアリウープを決めるのは2回目だ」と伝えたという。レブロンは覚えていなかったが、エイトンは「僕は8年生(中学2年生)の時にラスベガスのレブロン・ジェームズ・キャンプに参加した。その時に1本目のパスをもらっているんだ」と言ってレブロンを笑わせた。
「本当のことさ。僕はそのプレーだけじゃなく、キャンプのことは全部記憶している。僕がドリルをやっていると、彼がロブを投げてくれた。それをダンクで決めたんだ。今また彼と同じコートに立ち、彼のパスを決めているのは信じられないけど、すごいことだよ」
LeBron James made his NBA-record 23rd season debut tonight!
👑 11 PTS
👑 12 AST
👑 @Lakers W pic.twitter.com/LkuBu0TkHH— NBA (@NBA) November 19, 2025