
ブラウンの50得点で6連勝中のクリッパーズを圧倒
6連勝中のクリッパーズと対戦したセルティックスは、チームで3ポイントシュート成功率47%とオフェンス面で圧倒し、146-115の完勝を収めました。この試合でジェイレン・ブラウンは50得点を記録。これでシーズン平均得点が30を超え、チームも22勝12敗とジェイソン・テイタムの不在を感じさせないシーズンになっています。
2016年のNBAドラフト3位で指名され、4度のオールスターにファイナルMVPも獲得しているブラウンですが、これまで本当の意味でチームのエースとしてプレーしたことはありませんでした。ルーキーシーズンはアイザイア・トーマスがリーグ屈指のスコアラーとして君臨し、その後もカイリー・アービングやケンバ・ウォーカーが加入してくるチーム事情と、何よりも1年後に入団してきたテイタムがいる中では、常に2番手以降の選手としてプレーしてきました。
攻守に1on1に強く、時にはテイタム以上の活躍を見せましたが、チームのファーストオプションとなると、単に個人技で点を取れるだけでは不十分です。チームのオフェンスそのものが自分中心に構築され、自分が得点を奪うことでチームオフェンスもスムーズになっていく。そんなオフェンスを形作った上で、相手ディフェンスから徹底したマークを受けても打開するのが『エースの仕事』です。
この点でシーズン序盤のブラウンは明らかに苦しんでいました。個人としてのプレーそのものは昨シーズンまでと遜色はないものの、チームは3勝5敗のスタートと苦しみ、ブラウンのフィールドゴールアテンプトはテイタムがいないにもかかわらず、昨シーズンと大差ない数字に留まっていました。
しかし、10試合が経過した頃からブラウンは、ファーストオプションのエースらしいプレーをするようになり、チームオフェンスそのものもブラウン仕様へと移り変わっていきます。従来のセルティックスは3ポイントラインの外で人とボールを動かすのが基本でしたが、ブラウンが得意とするハイポストやエルボーでパスを受けて、ミドルレンジのジャンプシュートとドライブの組み合わせで勝負し、ペイント近辺にいるブラウンへの警戒が強まれば、デリック・ホワイトやペイトン・プリチャードが外から射貫くオフェンスの形が作られていきました。
昨シーズンは7.8本だったミドルレンジはリーグ3位の10.8本へと増え、逆に48.2本も打っていた3ポイントシュートは43.1本へと減りました。テイタムの強みを基盤にしたオフェンスから、ブラウンの強みを基盤にしたオフェンスへの移行が完了したことで、12月以降のオフェンスレーティングはリーグトップの126.9を記録しています。
ブラウンの個人技にディフェンスが集中すればチームメートが外から射貫き、ディフェンスが3ポイントを警戒すればブラウンが次々と得点を奪っていく。クリッパーズとの一戦は、今シーズンのセルティックスらしい展開となっての圧勝でした。
JAYLEN BROWN DROPPED 50 TONIGHT 🤯
50 PTS (ties career-high)
18-26 FGMHe joins Jayson Tatum (5x) and Larry Bird (4x) as the only players in Celtics franchise history with multiple 50+ PT games! pic.twitter.com/GhA06b2WfT
— NBA (@NBA) January 4, 2026