ラビーンは復帰戦で20得点を記録するもバックスに完敗

現地1月4日、キングスはバックスに敗れて8勝28敗となった。いまだ8勝はリーグ最下位のペイサーズの次に悪い成績。この20年でプレーオフに1回しか進出していないが、ほとんどのシーズンで勝率5割に近いラインで戦っていた。それが今は勝率22%で、クラブ史でも指折りの悲惨なシーズンとなっている。

1年前、『チームの顔』だったディアロン・フォックスのトレード要求を受けて放出せざるを得なくなったのは大きな痛手となった。その後に有効な補強ができたわけでもなく、ケガを抱えたベテランとモチベーションを見いだせない若手のグループとなっている。

『ケガを抱えたベテラン』の一人であるザック・ラビーンは、このバックス戦で足首のケガから復帰した。3週間ぶりの実戦で、キャリアでほとんど経験していないベンチスタートとなったが、ケガの影響を感じさせない動きを見せてプレータイムは36分まで伸び、3ポイントシュート2本成功を含む20得点と上々の復帰戦となった。

「復帰のスケジュールは組まず、足首の状態が完璧になるのを待っていた。ここ1週間ほどは試合会場でのシューティングもできていたから、復帰は近いと感じていた。久々のプレーで疲れているけど、足首は何の問題もない。試合の強度でフルコートを走るのが久々だったから身体全体で疲労を感じているだけだ」

ドマンタス・サボニスは膝のケガで長期離脱中。ラビーンの復帰と入れ替わるようにキーガン・マレーとキーオン・エリスがケガをした。「チームが常にケガ人を抱えている状況は最悪だ。これもバスケの一部ではあるけど、試合ごとにラインナップを変えざるを得ないのは望ましい状況じゃない」とラビーンは言う。

「ただ、これが僕たちの現実であり、それぞれが自分のベストを尽くしてチームを助けるしかない。今は何でもいいから機能するものを見付けて、それを伸ばしていこうとしている。僕も試合に出たり見ているだけだったりしながらフラストレーションを感じている。チームの問題を一つに絞り込むのは難しい。粘り強く状況を変えていくつもりだ」

その一方でトレードデッドラインを1カ月後に控え、これからラビーンの周囲も騒がしくなっていく。彼はブルズ時代に結んだ5年2億1500万円(約320億円)の契約4年目を迎えており、最終年はプレーヤーオプションとなっている。キングスは契約延長よりもトレードを選ぶ可能性が高く、この日の対戦相手であるバックスはラビーンの移籍先の一つに挙がっている。

会見では移籍についての質問もあったが、この手の話題には慣れているラビーンは落ち着いた表情でこう語った。「バックスに限らず多くのチームとの間でトレードの噂は出ているよね。いろんなストーリーを作って盛り上げるのは君たちの仕事であり、好きに書いてくれればいい。僕は気にしていないよ」