
「あいつをかわいがっているし、成功を願っている」
ウォリアーズとジョナサン・クミンガは、いよいよ離別の時が近付いているようだ。年末のネッツ戦を終えての会見で、指揮官スティーブ・カーはローテーション外に置かれているクミンガについて、決定的な発言をした。
「戻る可能性はあるが、彼は短いプレータイムで結果を出すタイプではない。ギー(サントス)やパット(スペンサー)は4分の出場でも全力で飛び回ってベンチに戻るが、JK(クミンガ)はリズムを必要とするタイプの選手だ。今のところローテーションに彼の居場所はない」
現地1月2日のサンダー戦、ステフィン・カリーもジミー・バトラーもドレイモンド・グリーンも欠場した試合で、クミンガは腰の痛みを理由にプレーしなかった。その翌日のジャズ戦には主力の3人は復帰したが、クミンガはプレーせず。ウォリアーズはこの1カ月で彼をトレードに出すだろう。
得点力アップのためにネッツのマイケル・ポーターJr.を、あるいはパワフルなセンターとしてマイルズ・ターナーを、あるいはダニエル・ギャフォードを(その場合はクレイ・トンプソンの復帰が付いてくるかもしれない)獲得する噂があるが、トレードデッドラインの2月5日までにはまだ余裕があり、状況はここから二転三転するだろう。
ただし、クミンガが残留する可能性はもうほとんどない。昨年2月の加入以降、クミンガを弟のようにかわいがっているバトラーは、それでも「僕らの関係は今までと特に変わらない」と語る。
ジャズ戦を終えた後の会見でクミンガの状況について質問されると、「今日も僕の家に来て、一緒に食事をしてからゲームでもするかな」と答えた。「僕にとっては本当の弟みたいなもので、ローテーションから外れても僕には関係ない。友人であり兄弟であることは、そんなことで変わるものじゃない。僕は一人の人間としてあいつのことをかわいがっているし、成功を願っている。今もここでしっかり練習をこなしているし、精神状態も落ち着いたものだ。だったらそれで良いじゃないか」
ここからの1カ月、クミンガの周囲は騒がしくなるが、バトラーは「それは僕には関係ない」と言う。「移籍してもしなくても連絡は取り合うし、しょっちゅう会うよ。彼のビジネスと僕たちの絆は全くの別物なんだ。将来どうなろうと、それが変わることはない」
「僕がJKにアドバイスしているのはただ一つ、『プロ中のプロであれ』だけだ。自分の仕事をこなし、それを笑顔で楽しむこと。NBA選手である時点で、世界トップレベルなんだ。そのことを忘れず、自分らしさを保って笑顔でいればいいと伝えているよ」