引退後もクラブの一員として活動する

新潟アルビレックスBBは6月30日、池田雄一の現役引退を発表した。

新潟県出身、現在41歳の池田は191cm91kgのスモールフォワード。東海大から地元、新潟に当時のbjリーグが採用していたドラフトで指名されて入団。以後、新潟一筋でキャリアを全うした。高校時代にプレーしていたセンターポジションで培ったポストムーブと大学から本格的に着手した外角の高いシュート精度でポジションレスにマッチアップする相手の裏をつき、チームの得点源として活躍をした。キャリアの終盤になってもシュート精度は衰えず、今シーズンは3ポイントシュート成功率38.2%を記録していた。

糸満盛人代表はクラブ通じて以下の通り、感謝のコメントをしている「19年という長きに渡るチームへの貢献に対し、心からの感謝をお伝え申し上げます。新潟アルビレックスBBの歩みは、まさに池田雄一さんのプロ選手としての歴史と一体である、といっても過言ではないと思っております。良い時も、そして苦しい時をも、身をもって体感し知り尽くしている池田さん。その経験と知見、さらには誰よりも深く熱いチームへの愛情。それらはチームにとってのみならず、株式会社新潟プロバスケットボールという法人にとっても至宝であります」

池田は最後にクラブを通じてコメントしている「このたび、2024−25シーズンをもってプロバスケットボール選手としてのキャリアを引退することとなりました。これまでいつも応援し、支えてくださったブースターの皆様、スポンサーの皆様、そして、私に関わってくださったすべての皆様には心から感謝しています。19年間大好きなバスケットボールを、大好きな新潟でプロとしてプレーできたことは本当に幸せなことでした。その機会を与えてくださったクラブには本当に感謝しています。その中で、芯をぶらさずに新潟のために戦い抜けたことは私の誇りです。19年のキャリアを振り返ると『感謝』という気持ちでいっぱいです。特に、どんな時でも応援し、支えてくれた両親への感謝の気持ちは言葉では言い表せません。そして、いつもそばにいてくれ、すべてのことに自分以上に喜び、悲しみ、悔しがってくれた家族の存在は私の人生には欠かせません。ありがとう!」