都野七海

リバウンドは「予測です」

5月16日、バスケットボール女子日本代表はラトビア代表と対戦。ハイプレッシャーディフェンスを40分間継続しつつ、トランジションオフェンスも機能したことで98-73と快勝した。

指揮官のコーリー・ゲインズは試合後、「ワールドカップ予選トーナメントからの改善を見たかった」と、この試合でのテーマを明かし、その『改善』の対象となるのが「リバウンドと激しいフルコートディフェンス」だと語った。

そして、この2点において最もインパクトを残したのが都野七海だった。都野は17分22秒のプレータイムで4得点を挙げ、さらにともにゲームハイとなる9リバウンド(5オフェンスリバウンド)10アシストを記録。2スティールも挙げ、文字通りコートを駆け巡った。

都野はコートの中で最も低い159cmだが、リバウンドへの高い意識と抜群の嗅覚でリバウンドを量産。都野は「予測です」と、リバウンドのコツを明かす。「リングに当たる瞬間に、緩急をつけて落ちるところにダッシュします。打った段階でどこに落ちそうかを予測して、クイックで動くっていう感じですね」

都野は以前からオリンピック選手になることが夢と語っていた。一昨年に初めてA代表の強化合宿に参加し、3月に行われた『ワールドカップ2026予選トーナメント』の強化合宿にも招集された。ロスター入りはならなかったが、4月のアメリカでの強化合宿にも帯同するなど、代表の常連になりつつある。都野は素直にこの状況を喜んでいるが慢心はない。

「やっとだなっていう気持ちが強いです。昨年は(代表に)食い込めるかなと思っていたんですけど、ケガで選考会に行けなかった部分もあったので、今年は絶対に代表に選ばれたいっていう気持ちでずっとやっていました。なので今回の大会とか選考会に呼んでもらえて、すごいうれしいです。手応えはすごく感じているんですけど、まだミスは目立つので。自分のできることをやりつつ、チームにマイナスなミスは起こさないようにしっかり意識してやっていきたいです」

自身の地位を確立し始めている都野だが、日本のガード陣は層が厚く特化した武器が必要となってくる。都野は得点とアシストのバランスの良さで差別化していきたいと意気込んだ。

「ルイさん(町田瑠唯)だったらアシストが上手で、(田中)こころとか樋口(鈴乃)さんは点を取りに行くことがすごい上手な選手なので、そのどっちかにならず、自分はその両方を兼ね備えてプレーできるようにっていうのはずっと意識してきました。盗めるプレーはしっかり盗んでいこうと思ってやっています。ディフェンス面では読みは良い方だと思うので、しっかり前線からプレッシャーをかけてスティールをガンガン狙っていけたらと思っています」

覚悟を持って、代表活動を続ける都野。第1戦を超えるハイパフォーマンスに期待したい。