鵤誠司

最後まで接戦が続くも、鵤のフリースローで幕

アルバルク東京vs宇都宮ブレックスの第2戦。

A東京は宇都宮のタフなディフェンスを攻めあぐね、2連続ターンオーバーとその後もミスが続く。さらにセバスチャン・サイズがコンディション不良のため欠場したことで、インサイドで起点を作れずに得点が伸び悩んだ。一方の宇都宮はロングリバウンドから比江島慎の速攻が飛び出すなど、攻守ともに機能。合わせからの得点も多く、信条とするスペーシングを意識したオフェンスを展開し、17-9と先手を取った。

だが、第2クォーターに入ると、A東京がすぐさま反撃。安藤周人がタフなプルアップスリーを沈め、橋本竜馬がドライブからスコアを挙げて開始1分で1ポゼッション差に詰め寄った。その後は互いにディフェンスがオフェンスを上回る我慢の展開が長く続いたが、要所でお家芸のトラップディフェンスが炸裂し、ワンマン速攻を連発した宇都宮が35-31と逆転を許さずに前半を終えた。

後半に入っても、宇都宮が主導権を渡さない。アイザック・フォトゥが流れの中からペイントで得点し、さらに速攻を成功させると、比江島とD.J・ニュービルがテーブスとのミスマッチから連続得点を奪った。ディフェンスの強度も増し、ターンオーバーからの得点も生まれた宇都宮は開始約5分でリードを2桁に乗せた。

だが、ホームで負けられないA東京はここから底力を見せる。ヘルプの寄りを速めて、個で打開されての失点を最小限に留めると、オフェンスでは一人に頼らないバランスアタックで追撃。安藤周人が2本連続でプルアップスリーを沈めて、3点差まで詰めて最終クォーターを迎えた。

A東京は第3クォーター終盤の勢いそのままに、レオナルド・メインデルがコーナースリーを決めて同点に追いつくと、開始約3分にはテーブスも3ポイントシュートを沈めて、ついに逆転に成功した。その後、ブリッツからニュービルがワンマン速攻を決めて同点に追いつくなど、拮抗した展開が最後まで続いた。そして、70-70の同点で迎えた残り3秒、ディフェンスリバウンドを確保し、ボールをプッシュした鵤がメインデルのファウルを誘う。すでにチームファウルが5に達していたため、フリースロー2本を獲得した鵤が最初の1本を決め、2本目を落としたところでタイムアップとなった。

宇都宮はニュービルがチームハイの18得点を挙げ、フォトゥが17得点で続いた。両チームともに4人が2桁得点を記録する一人に固執しないオフェンスを披露したが、ターンオーバーから22得点を奪った宇都宮に軍配が上がった。これでA東京の開幕からの連勝を3で止め、戦績で並んだ。