ジャマール・クロフォード

ストリート仕込みのプレーで何度もハイライトプレーを生み出す

現地3月21日、ジャマール・クロフォードが自身のツイッターで現役引退を発表した。

「さようならゲーム。これまで残してきたすべてのことがアドレナリンとして駆け回っている。ありがとう、バスケットボール。僕の命の恩人だ」

現在42歳のクロフォードは196cm83kgのコンボガード。2000年のドラフト1巡目8位でキャバリアーズから指名され、当日のトレードによりブルズでキャリアをスタートさせた。その後、ニックスやウォリアーズ、クリッパーズなどでブレーし、20年間NBAでプレーした。

キャリア20年のうち16シーズンで平均2桁得点を記録するなど、スコアリングガードとして名を馳せたクロフォードは巧みなハンドリング、ストリート感あふれるドライブなどで何度もハイライトプレーを生み出してきた。さらにNBA史上最多タイとなる3度のシックスマン賞を受賞したように、特にベンチからの得点源としてチームの勝利に貢献してきた。サンズでプレーした2018-19シーズンのレギュラーシーズン最終戦となったマーベリックス戦では51得点をマークし、史上最年長(39歳と20日)での50得点超えを記録した。

2020年のバブルでのシーズンにネッツで6分間プレーしたのを最後にNBAから遠ざかっていた。通算1327試合に出場し平均29.4分のプレータイムで14.6得点、2.2リバウンド、3.4アシストを記録したクロフォード。また一人、偉大なNBA選手がそのバスケ人生に幕を閉じた。