NBAでジャンプシュートを磨き続けた努力の成果
レイカーズのレブロン・ジェームズが、11月27日のペリカンズ戦で29得点を挙げ、キャリア通算得点が3万3000点を超えた史上4人目の選手となった。
NBAの歴史で3万3000点以上を記録している選手はカリーム・アブドゥル・ジャバー、カール・マローン、コービー・ブライアント、そしてレブロンの4人だけ。レブロンは現在34歳で、この4選手の中で最も若くしてこの記録に到達した選手となった。
レブロンはすでにNBA史上最高の選手の一人と呼ばれているが、もともと得点能力を武器としていたわけではない。対戦チームが最も恐れたのは彼のパス能力であり、強靭な肉体を生かした突破力だった。2003年にドラフト全体1位指名でリーグに入ってきた時から視野の広さを生かしたパス能力はNBAでも突出したレベルにあった。
ではシュート力はどうだろうか。プロになった当初は、チームからはシュートを打つことを期待されていたが、彼自身はシュート力が自分の弱点であると認めた上で改善を続け、ジャンプシュートという武器を磨いていった。パス能力にシュート力も加わったことで、レブロンはNBA史上最も完璧な選手となった。
現在34歳のレブロンだが、今もなお日々進化している。今シーズン中にレイカーズのレジェンド、コービー・ブライアントの得点記録(3万3643点)を抜くのは間違いない。このままいけば、通算得点記録の更新も現実味を帯びてくる。今回の3万3000点超えは、パサーとしてこのリーグにやって来たレブロンにとって、この上なく名誉な偉業である。
?? @KingJames lets it fly from deep to reach 33,000 career points! #LakeShow
?: ESPN pic.twitter.com/Xky9Mjw6bL
— NBA (@NBA) November 28, 2019