越圭司は両チーム最多の24得点を記録

8月31日から9月7日までモンゴル・ウランバートルで開催された『FIBA U16アジアカップ2025』で、U16男子日本代表は3位決定戦でニュージーランドと対戦。最後まで粘りを見せたものの、92-93の1点差で惜敗し、今大会を4位で終えた。

3位決定戦は、第1クォーターから9-24と大きくリードを許す展開からスタート。最大18点差を背負う中、第2クォーター以降はアグレッシブなディフェンスと外角シュートを軸に立て直し、互角の戦いを演じた。後半に入ると、高橋秀成(U18川崎ブレイブサンダース)の連続3ポイントシュートなどで反撃を加速させ、黒田健斗(福岡大附属大濠高)の3ポイントシュートで2点差に。さらに越圭司(Concordia Lutheran School of Omaha)がフローターと3ポイントシュートを沈め、残り25秒で逆転に成功する。ニュージーランドに再びリードを奪われて迎えた残り1.6秒、越のシュートに勝利を託したが惜しくもリングをとらえ切れず、試合終了となった。

キャプテンでエースの白谷柱誠ジャック(福岡大附属大濠高)を欠いた日本は、越が24得点、高橋とホーキンス然(開志国際高)が16得点、宮里俊佑(琉球ゴールデンキングスU18)が10得点8アシストと奮闘。チーム全員が粘り強く戦い抜き、その力を示した。

今大会でベスト4入りを果たした日本代表は、上位4チームに与えられる『FIBA U17ワールドカップ2026』への出場権を獲得。来年6月27日から7月5日までトルコ・イスタンブールで開催される世界大会で、今回の経験を糧にさらなる成長を遂げられるか注目が集まる。

■FIBA U16アジアカップ2025
【大会結果】
優 勝:オーストラリア
準優勝:中国
第3位:ニュージーランド
第4位:日本
第5位:韓国
第6位:イラン
第7位:チャイニーズ・タイペイ
第8位:バーレーン
第9位:レバノン
第10位:フィリピン
第11位:マレーシア
第12位:カザフスタン
第13位:インドネシア
第14位:サウジアラビア
第15位:モンゴル
第16位:インド

【試合結果】
予選第1戦:日本 107-51 カザフスタン
予選第2戦:日本 78-58 サウジアラビア
予選第3戦:日本 86-76 イラン
準々決勝:日本 83-72 チャイニーズ・タイペイ
準決勝 :日本 36-101 オーストラリア
3位決定戦:日本 92-93 ニュージーランド