レジー・ジャクソン

ケガに苦しみ「引退することも考えた」

レジー・ジャクソンは、サンダーからピストンズにトレードされた2014-15シーズン後半戦の27試合で平均17.6得点を記録し、2015年のオフに球団と5年8000万ドル(約85億円)という大型契約を結んだ。そして翌2015-16シーズンにはキャリアハイとなる18.8得点をマークした。

このまま順調にキャリアを送るかと思われたが、2016-17シーズンからは膝と足首の負傷に苦しみ、チームの期待に応えられなかった。そんな時、彼の脳裏には、引退の二文字もよぎったという。「何年か前には(契約を満了する)来シーズンが終わったら引退することも考えた」とジャクソンは『The Detroit News』に語った。

精神的にも参っていた彼を救ったのは、昨年のオフにピストンズに復帰したトレーナー、アーニー・カンダーの存在だった。ジャクソンは、ケガの予防とトレーニングに関する技術面での役職を与えられたカンダーの復帰を喜んだ。「まるでキャンディストアにいる子供のようだった」とカンダーの復帰について語ったジャクソンは、2018-19シーズンにキャリア初の年間82試合出場を果たした。ここにもカンダーの影響があったと、ジャクソンは言う。

彼によれば、血液検査の結果を見たカンダーは、ジャクソンのケガに繋がった原因を特定し、運動療法を指示。それまではケガが続いていた理由がはっきりとせず、気持ちの面でも落ち込んだジャクソンだったが、それからは本来のパフォーマンスを取り戻しつつある。

昨シーズンのラスト36試合で平均17得点、4.3アシスト、3ポイントシュート成功率41%を記録したジャクソンは、ブレイク・グリフィンがポイントフォワードを担うチームのシステム上、トラディショナルなポイントガードからスポットアップシューターに変わろうとしている。

来年の4月に30歳になることを考えると、現在の契約を満了したタイミングでジャクソンが再び大型契約を手にできる可能性は低い。契約最終年中にトレードされるという噂もある。だが、ケガの連続で引退を考えていた時期とは比べものにならないくらい、彼は前向きだ。

「自分は先のことについてあまり話さないタイプなんだ。今は、日々のこと、所属しているチームでのプレーを楽しもうと思っている。どういうことであっても、神様が与えてくれるチャンスを楽しもうと思っているんだ」