女子日本代表

最初から最後まで、好守で高いレベルを継続

バスケットボール女子日本代表が国内最後となる、ニュージーランド代表との国際強化試合第1戦を行った。

日本の先発は宮崎早織、山本麻衣、林咲希、馬瓜ステファニー、髙田真希の5人。日本は連動したチームバスケットを披露し、キックアウトからの3ポイントシュートを確率良く決めていく。ディフェンスでも宮崎が激しいプレッシャーから5秒バイオレーション、さらに山本とのダブルチームからターンオーバーを誘発と守備も機能。ロングリバウンドから走り、ステファニーが速攻を決め、山本が早くも3本目の3ポイントシュートを成功させた日本は開始5分で19-6と主導権を握った。

その後も日本は攻守でニュージーランドを圧倒。赤穂ひまわりが4点プレーを決め、東藤なな子もコーナースリーを射抜くなど、ベンチメンバーが出ても全く強度が落ちずに39-15といきなり大量リードを奪った。

オールコートのトラップディフェンスから連続でイージーレイアップに繋げるなど、第2クォーターに入っても日本の優位は変わらない。縦への突破やダブルチーム後のローテーションが間に合わずに失点する場面はあれど、素早い攻守の切り替えでそれ以上のペースで得点を重ねていった。そして、28本中13本の3ポイントシュートを決め、速攻で19点、ターンオーバーから29点を奪った日本が67-34と前半で勝負を決めた。

後半に入って得点ペースは落ちたものの、日本はディフェンスの強度が全く落ちない。軽快なフットワークでドライブコースを塞ぎ、フィジカルでも押し負けず、周りがヘルプに目を光らせてタフショットを打たせ続ける。第4クォーター開始約2分、林が4本目の3ポイントシュートを射抜き、スコアを100に乗せた。その後も集中力を切らさなかった日本が125-57で圧勝した。

日本は6本の3ポイントシュートを成功させチームハイの20得点を挙げた山本を含む、6人が2桁得点を記録し、生命線である3ポイントシュートは45.5%の成功率(25/55)と最後まで精度が落ちなかった。第2戦は7月6日、有明アリーナで13時30分ティップオフとなる。