男子日本代表として出場していた、8月の練習試合で右肩を負傷

9月21日、琉球ゴールデンキングスは渡邉飛勇をインジュアリーリストに登録したことを発表した。8月12日に行われた男子日本代表のアンゴラとの練習試合において、対戦相手選手と接触して右肩を負傷し、右肩鎖関節脱臼と診断された。

アメリカ出身の渡邉は207cm106kgのパワーフォワード。カルフォルニア大学デービス校大学院でのプレーを経て、東京オリンピックの日本代表に選出されると、2021年に琉球へ入団。しかし、手術のためプロ1年目は出場機会が無かった。昨シーズンは2月に行われた富山グラウジーズ戦で待望のデビューを飾ると、20試合に出場し、平均 6.14分のプレータイムで2.4得点、2.4リバウンド、0.4アシスト、0.3ブロックを記録した。

安永GMはクラブを通して以下のコメントを発表している。「渡邉選手は、『FIBA バスケットボールワールドカップ2023』の日本代表入りを目指し、2022-23シーズン終了後すぐに日本代表合宿に合流し、日々練習に励んでいました。今回の負傷がなければ、日本代表チームのメンバーとして沖縄アリーナで私たちの目の前でJAPAN#34の勇姿を見せてくれていた筈です。また、今シーズンは開幕から沖縄のファンの皆さまの前でプレーをしたかった渡邉選手の気持ちを考えると、悔しく胸が引き裂かれる思いです。渡邉選手の復帰の目処が立っていない現状ですが、再び元気な姿を沖縄アリーナで見せてくれる日に向けてキングスチーム一同全力で渡邉選手をサポートして参ります。ファンの皆さまにおかれましても、キングスのみならず、今後の日本バスケットボール界を背負う逸材である渡邉選手への応援を引き続きよろしくお願いいたします」