「批判されるのは初めてではない。僕は特定の個人を批判しないけどね」
現地12月9日、ジャズは敵地でセブンティシクサーズと対戦し、ドノバン・ミッチェルが22得点6アシスト、ルディ・ゴベアが17得点21リバウンドを記録するなど、合計8選手が2桁得点を挙げるバランスの良さを見せて、118-96で勝利した。ジャズはこれで6連勝をマークしている。
本来であればジャズの6連勝が話題の中心になるべきところだが、この日は前日の試合でジャズに敗れたティンバーウルブズのパトリック・べバリーとアンソニー・エドワーズが発したゴベアに対する批判に関する質問が多かった。
べバリーは、昨シーズンの年間最優秀守備選手賞を受賞したゴベアをカール・アンソニー・タウンズにマッチアップさせなかったジャズの戦術を批判。2年目のエドワーズに至っては「(クリスタプス)ポルジンギスを相手にしたらレイアップを決めるのは大変だけど、ルディ・ゴベアを相手にフィニッシュさせられない理由が見当たらない。何も怖くない」とまで言った。
これを聞いたジャズの選手が黙っているわけがなく、ジョー・イングルズは「アンソニー・エドワーズが、ポルジンギスの方がゴベアよりもリムプロテクターとして脅威と言ったらしいけど、滑稽でしかない。きっと試合をよく見ていないんだろうな」と反論した。
ゴベア本人は、シクサーズ戦後のインタビューでウルブズからの批判について聞かれると「僕は高いモチベーションを持って毎試合に臨めている。批判されるのは初めてではない。僕は特定の個人を批判しないけどね。試合、それからチームのことに常に集中できている」と冷静に答えた。
「面白いよね。クイン(スナイダーヘッドコーチ)には、誰をガードしても構わないと伝えているし、僕はチームのゲームプランを信じている。30点差で勝ったんだから、ゲームプランが優秀ということだ」
ジャズは現地23日にホームでウルブズと対戦する。ゴベアがタウンズとマッチアップしてべバリーたちを黙らせるかどうか。スナイダーの判断にも注目が集まる。