レギュラーシーズンの約3分の1を欠場することに
ペリカンズの大物ルーキー、ザイオン・ウィリアムソンは、右膝を痛めて開幕からしばらく欠場すると伝えられていた。昨日、ペリカンズはケガの詳細を発表。右膝の半月板損傷で手術を受け、復帰までは6週間から8週間を要するとのこと。
現地10月22日、他のどのチームよりも早く行われるラプターズとの開幕戦は、ドラフト全体1位の注目選手抜きで戦うことになったが、その状況は思いのほか長く続くことになる。
指揮官アルビン・ジェントリーは「深刻なものではない」と語り、ポイントガードのロンゾ・ボールは「シーズン全休というわけじゃない。きっと強くなって戻って来る」とコメントしているが、状況は厳しい。8週間の離脱となれば約25試合。レギュラーシーズンの3分の1を欠場することになる。
もっとも、さらに厳しい見方もある。130kg近い体重であの動きをすること自体に無理があり、NBAの過酷な日程をこなすには大幅なシェイプアップかプレースタイルの変更が必要だ、という意見だ。ここから肉体改造をするとなればより時間がかかるし、プレースタイルを変えるとなれば最適なバランスを見いだすまでにまた時間を要する。
プレシーズンではわずかな試合数ながら、その才能を見せ付けたザイオン。次世代のレブロン・ジェームズ、新しいNBAの顔と期待される超大物ルーキーは、開幕前から試練に見舞われた。これをどう乗り越えるか、そして野心的な新チームへと生まれ変わったペリカンズがザイオン不在でどんな戦いを見せるかが注目される。