シュートを決めた後に異変、地区優勝を祝う場にも不在

4月19日の琉球ゴールデンキングスvs長崎ヴェルカ、後半が始まって間もなく、岸本隆一はこの試合で最初の3ポイントシュートを成功させたが、それからディフェンスに戻る際には左足を気にして痛みに顔をゆがめ、そのままベンチへと下がった。翌日の第2戦は欠場。そして今日、左第5中足骨骨折で近日中に手術を行い、8週間から12週間の戦線離脱と発表された。

岸本は地元出身、琉球一筋でキャリアを送る34歳のベテランにして、琉球の絶対的なエース。今シーズンここまで11.1得点、3.5アシストを記録してきた。勝負どころで放つ3ポイントシュートはもちろん、泥臭く戦って勝利をもぎ取る琉球の精神的支柱でもある。

この19日の勝利で琉球は西地区優勝を決めたのだが、それを祝うセレモニーで中心にいるべき岸本の姿はなかった。離脱期間が8週間で済み、チームがファイナルまで進出したとしても間に合わない。岸本抜きでどう戦うか、桶谷大ヘッドコーチは頭を悩ませる数週間となりそうだ。