U18日清食品リーグ

ブロックリーグは8つのグループ制へと改編

日本バスケットボール協会は『U18日清食品リーグ2025』の大会概要を発表した。

U18世代の育成と強化の充実、リーグ戦文化で生まれる日常の質的、量的変化により競技力の向上を目指すこの大会は、U18世代の最高峰リーグである『U18日清食品トップリーグ』と、各地区で実施される『U18日清食品ブロックリーグ』で構成される。

2022年の創立から4年目を迎えたトップリーグは、男女それぞれ8チームが参加してリーグ戦の日本一を競う。全国各地のアリーナでプロさながらの演出がある環境で、実力が拮抗するチーム同士が数カ月にわたるリーグ戦において、負けても試合数が確保される中で思い切った選手起用や戦術で戦えるこの大会は、『高校3冠』の位置付けを得つつある。

昨年は男子が福岡大学附属大濠、女子が京都精華学園が優勝し、両チームともここで培ったチーム力をウインターカップに持ち込み、日本一に輝いている。

今年のトップリーグへの参加チームは、男女とも昨年のトップリーグの1位から4位までの4チームが推薦され、夏のインターハイ終了終了後のトップリーグ審査会によって決定される。トップリーグのスケジュールと会場は、現状で以下の通り。

8月23日~24日 HAPPINESS ARENA(長崎県長崎市)
9月6日~7日 日環アリーナ栃木(栃木県宇都宮市)
9月13日~15日 グリーンアリーナ神戸(兵庫県神戸市)
9月20日~21日 豊田合成記念体育館 ENTRIO(愛知県稲沢市)
9月27日~28日 シティホールプラザ アオーレ長岡(新潟県長岡市)
10月4日~5日 北里アリーナ富士 ※富士市総合体育館(静岡県富士市)
11月8日~9日 早水公園体育文化センター(宮崎県都城市)
11月15日~16日 国立代々木競技場 第二体育館(東京都渋谷区)

また、ブロックリーグは従来の9ブロックから8つのグループ制へと改編され、従来のブロック制をベースとしながらも、北海道のチームが関東のチームと対戦したり、東京や神奈川のチームが東海のチームと対戦する組み合わせが実現した。

また、昨年は名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18が東海ブロックリーグの男子を制したように、BリーグU18クラブが部活チームと対戦するのもブロックリーグの見どころの一つ。今年から『U18日清食品ブロックリーグ参入戦』を実施することで、各都道府県から部活とクラブの垣根を超えて上位リーグに繋がる構造となっている。ブロックリーグでは8つのグループでそれぞれ男女8チーム、合計128チームが1回戦総当たりの全448試合を行う。

日本バスケットボール協会の三屋裕子会長は、『U18日清食品リーグ2025』の開催に寄せて次のコメントを寄せている。「部活、クラブチームの垣根を超えた全国各地のチームが本大会を通じて、切磋琢磨することで、U18世代全体の競技力向上を目指すとともに、リーグ戦文化の普及に伴い、競技をより楽しむバスケットボールファミリーの拡がりを期待しております。今年度は特に『U18日清食品ブロックリーグ2025』において、従来のブロック制を改編することで、より多様なチームとの対戦機会を実現し、競技力の向上を加速させることにチャレンジいたします」