3x3

ザグリスFIBA事務総長「画期的な出来事です」

4月9日、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会がスイスで行われ、2028年ロサンゼルスオリンピックの3人制バスケットボールの出場枠を現在の男女各8チームから各12チームに拡大することを決定した。

国際バスケットボール連盟(FIBA)のシェイク・サウド・アリ・アル・タニ会長は「この決定は、FIBAとそのメンバーにとって、都市型競技を推進し続ける大きな励みとなります。オリンピックの2020年東京大会と2024年パリ大会において、世界的な関心と興奮をもたらしたことの証です」と喜びを語る。また、事務総長のアンドレアス・ザグリスは次のように話した。

「これはFIBAとバスケットボールという競技にとって画期的な出来事です。出場枠の追加により、より多くの国内連盟と世界中の選手が、ストリートからオリンピックに出場することを夢見ることができるようになります。ロサンゼルスは、世界で最も象徴的なバスケットボールシティのひとつであり、3×3バスケットボールの文化が盛んです。大会期間中、活気ある都市型スポーツの祭典の雰囲気の中心に再び立つことができ、大変うれしく思っています」

3人制日本代表は東京大会で男子が予選ラウンド敗退、女子が5位。パリ五輪は男女ともに出場権を逃したが、3月の『FIBA 3×3アジアカップ2025』では男子が4位、女子が史上最高位となる銀メダルを獲得するなど躍進中。今回の決定は日本代表にとっても大きな追い風となりそうだ。