「無反応より感情を自分に向けてくれる方が好きだ」

セルティックスは現地26日に行われたニックスとのアウェーゲームを116-102で制し、連勝を8に伸ばした。この試合でセルティックスのクリスタプス・ポルジンギスは32分出場、フィールドゴール11本中7本成功の22得点と、効果的に得点を沈めチームの勝利に貢献した。

ポルジンギスにとってニックスはNBAで最初に所属した古巣だ。しかし、在籍期間中は故障に苦しみポテンシャルを存分に発揮することができず。2018-19シーズンを故障で全休すると、首脳陣との関係悪化もあって2019年途中にトレードでマーベリックスへと移籍した。

このような背景からニックスの多くのファンにとって、ポルジンギスはチームに貢献せずに去っていった期待外れの選手と見られている。そのため、彼は何度かブーイングを受けたが、「正直に言って楽しんでいたよ」と、手荒い歓迎がメンタルに影響することはなかったと振り返る。

「ニックスファンは、ウィザーズ在籍時代も僕にブーイングをしていた。セルティックスに移籍したことで、少し激しさを増したと思う。ただ僕は、どんな感情であっても無反応よりそれを自分に向けてくれる方が好きなんだ」

そしてポルジンギスは、「歓声でもブーイングでもどちらでもいいので欲しいと思っているし、今夜もそこに違いはなかった。全米中継の試合でファンは盛り上がっていたけど、僕たちは自分の仕事をこなすだけだった」と続けている。

現在、セルティックスは東カンファレンスで首位を快走し、ニックスも4位につけている。両チームがプレーオフで対戦する可能性は十分にある。そうなると、ニックスのホームゲームではポルジンギスにこれまで以上の激しいブーイングが浴びせられるだろうが、これは彼にとって闘志を高める歓迎すべき状況ということだ。