アンソニー・エドワーズ

指揮官スティーブ・カー「間違いなく彼がエースだ」

アメリカ代表はワールドカップ前に組まれた最後の強化試合で、ドイツを相手に99-91で勝利した。これで5つの強化試合すべてに勝利し、ワールドカップ開幕を迎える。

前半を終えて46-54とビハインドを背負い、第3クォーター残り4分には55-71とこの試合で最大となる16点差まで差を広げられた。それでもここからアメリカは攻守のギアを上げて流れを引き寄せる。

タイリース・ハリバートンの3ポイントシュートを皮切りに、ジョシュ・ハートがしぶとくリバウンドに飛び込んでボールを拾い、アンソニー・エドワーズのジャンプシュートに繋げる。デニス・シュルーダーのミスを見逃さずミカル・ブリッジズがスティールに成功して、ハリバートンが再び3ポイントシュートを沈める。ハリバートンはその後もドライブからのイージーレイアップ、さらに3ポイントシュートと、第3クォーター最後の4分間で11得点を記録。アメリカは73-77まで詰め寄って最終クォーターを迎えた。

こうなると両チームの勢いの差は明らかだった。前半はリバウンドとそこからの速い展開でドイツが主導権を握っていたが、終盤にはアメリカがリバウンドを制し、多彩な攻めへと繋げていく。

残り7分、モリッツ・バグナーの3ポイントシュートで77-86と突き放されたが、ここからアメリカは5分近く失点を喫することなく、18-0のランで一気に試合をひっくり返した。最終クォーターだけで12得点とアンソニー・エドワーズがエースの役割を果たし、残り1分を切ってハリバートンのダンクで95-86とし試合を決めた。

アンソニー・エドワーズは34分のプレーで34得点6リバウンド2アシスト2ブロックを記録。これまでタイムシェアを徹底してきたが、本番直前のこの試合で彼はチームでただ一人30分以上プレーし、チームのフィールドゴール73本のうち実に21本を放っており、他に2桁のシュートを放って選手がいないことも考えると、完全に彼が攻撃の中心となった。

スティーブ・カーも試合後には「間違いなく彼がエースだ」とこれを認めている。「若くてダイナミックな選手で、今まさに飛躍しつつある」

リバウンドという課題は相変わらずだが、劣勢をはねのけて勝つ強さをアメリカは示した。勝敗を問わない強化試合であっても、5戦全勝には意味がある。チームUSAは自信を高め、結束を強めてワールドカップを迎える。