指揮官はさらなる成長を要求「もっとやってもらわないと」
2017年のドラフト全体27位で指名されたカイル・クーズマは、1年目の昨シーズンにレイカーズで確かな爪痕を残した。2年目の今シーズンは、レブロン・ジェームズと共にプレーし、27試合(先発25試合)に出場して平均17.9得点、5.8リバウンド、2.0アシストとキャリアハイの数字を残している。
まだ2年目の選手とは思えない堂々たる姿を毎試合で見せているクーズマは、昨シーズンに続き、今もレイカーズレジェンドであるコービー・ブライアントからアドバイスを受けているという。12月12日の練習後、コービーとの関係について聞かれたクーズマは「彼に初めて会った時から、とても良いアドバイスをもらえている。いつだって聞きたいことがあれば質問するし、動画を送って見てもらうこともあるんだ。彼はすぐに返事をくれて、意見を言ってくれる。とても役に立っている」と語った。
ブランドン・イングラムが足首の負傷で離脱した影響もあるだろうが、クーズマはあらゆる面でステップアップしている。直近9試合中7試合で20得点以上を記録している他、直近7試合続けて7リバウンド以上を記録しているクーズマを、指揮官ルーク・ウォルトンも高く評価している。だからこそ、自然と要求レベルも高くなるのだろう。
「彼は偉大な選手になりたがっている。勝利を求め、チームの成功を求めている。ナチュラルなスコアラーだが、彼のベストを引き出し、チームの成功に繋げるためには、もっとやってもらわないといけない」と、ウォルトンは言う。「彼もそれを受け入れているし、その試練に立ち向かっている。それがチームの成功にも繋がるし、彼をオールラウンダーにしてくれるだろう」
レブロンも今月で34歳になる。まだ衰えが見られないとはいえ、今のレベルを今後何年も維持できるとは限らない。レイカーズが最終目標である優勝に到達するには、クーズマら若手コアの成長が絶対に欠かせない。