第3クォーターに7得点を固めるもその後失速
ウィザーズがホームにニックスを迎えた一戦は、フィールドゴール成功率が38.7%で終わったように、終始シュート精度に苦しんで108-112で敗れた。
八村塁は「前半からアグレッシブにいったんですが、シュートがあまり入らなかった」と振り返ったように、積極的にゴールを狙うも前半は5本のフィールドゴールをすべて失敗し無得点に終わった。それでも、「後半はもっとゴール下を攻めていこうと思ってそれができた」と語ったように、リングに近づくことで調子を上げていった。
第3クォーター中盤、トランジションからアタックし、ゴール下の2人をかわす技ありのレイアップを決めて初得点を記録すると、その直後にはパスカットからボールをプッシュし、そのまましっかりとステップを踏んで速攻を成功させた。クォーター終盤には、カイル・クーズマからのキックアウトを受け、コーナースリーを沈めた。
3本連続で外していた3ポイントシュートも沈め、このクォーターだけで7得点と復調したかに思われたが、最終クォーターに入ると再びタッチに苦しみ2本連続で3ポイントシュートを外してベンチに退いた。これまではクロージングラインナップを務めることがほとんどなかったが、この日はラスト約5分間もコートに立った。残り1分半にはシュートフェイクから得意のプルアップを決めたが、4点ビハインドで迎えた残り5秒の場面でコーナースリーを決め切れず、チームを勝利に導くことができなかった。
八村は7本中1本の3ポイントシュートを含む、9得点4リバウンド1アシスト1スティールを記録。「僕もそうですし、チームとしてもオフェンスがあまり動いていなかった。ディフェンスもタフなショットをずっと決められていたのでこういう結果になった」と振り返ったように、4点差の接戦を落とした。