コーリー・ゲインズ

2016年、リオ五輪の準備を進めていた女子日本代表を指導した経験も

男子日本代表に力強い存在が加わる。日本バスケットボール協会は昨日、日本代表のアソシエイトヘッドコーチにコーリー・ゲインズが就任したことを発表した。

ゲインズはロサンゼルス生まれの56歳。祖母が日本出身で、ミドルネームは『ヤスト』。現役時代には1997-98シーズンに日本リーグ時代のジャパンエナジー・グリフィンズでプレーしたことで日本バスケ界には縁がある。もともと得点力のある万能ガードで、1988年のNBAドラフトで3巡目65位指名を受けて、1988-89シーズンにニュージャージー・ネッツでNBAデビュー。NBAキャリア80試合だが日本を始め海外のリーグでのプレー経験も長い。

その後は指導者に転身。ABAのロングビーチ・ジャムでは田臥勇太を指導し、女子のフェニックス・マーキュリーのヘッドコーチを務めた際には大神雄子を指導している。その後はサンズ、ニックスでアシスタントコーチを務め、昨シーズンは八村塁が所属するウィザーズで指導に当たっていた。

日本バスケとの再びの接点ができたのは2016年春、リオ五輪に向けて強化合宿を行っていた女子日本代表にアドバイザリーコーチとして加わったことだ。この時は内海知秀ヘッドコーチの下でトム・ホーバスがアシスタントコーチを務めていた。ホーバスとは日本リーグ時代にチームは異なれどともに日本でプレーし、ゲインズがヘッドコーチを務めていた時期のマーキュリーでホーバスがアシスタントコーチを一時的に務めていたこともある。

リオ五輪を前にした合宿にゲインズが参加したのも、ホーバスとの関係性があってこそだろう。この時は戦術面の強化を担当し、当時の内海ヘッドコーチによれば「オリンピックに向けて得点力を伸ばすため、特にボールを奪った後のトランジションのバリエーションを増やす部分で教えを請うた」そうだ。

東京オリンピックを終えてフリオ・ラマスからホーバスへとヘッドコーチが代わった男子日本代表は、新たなタレントを加えて新たなスタイルを模索している。そこでゲインズは特に戦術面でホーバスを支える存在となりそうだ。