最終クォーターだけで16得点を挙げる大爆発
現地2月12日、ウォリアーズはホームでレイカーズと対戦し、接戦の末に117-115で勝利した。
勝利の立役者となったのはクレイ・トンプソンだ。94-95で迎えた最終クォーター、トンプソンはこのクォーターだけで3ポイントシュート4本中3本成功を含む16得点を挙げてオフェンスを牽引。試合を通して30分の出場で3ポイントシュート9本中5本成功を含むシーズンハイの33得点を記録した。
この日はステフィン・カリーも24得点8アシストを挙げたが、3ポイントシュートは8本中1本成功に留まった。しかし、トンプソンが相棒の不調を補い、あらためてウォリアーズに欠かせない選手であることを証明してみせた。
チームがマークした22得点のうちの16得点を挙げた第4クォーターでの爆発について、トンプソンは「それはいつも僕の中にあるもので、こういうことは自然と起こる。できることなら、毎クォーターでそういうプレーをしたいけどね。これはゲームの流れもあるから、素晴らしいことは時間とともに起こるものなんだ」と振り返った。
2シーズンの全休を経て、1月上旬についに戦線復帰を果たしたトンプソンは、ここまで13試合に出場して、平均16.7得点、3.2アシストを記録している。プレータイムが制限されていることもあり、ケガをする前ほどの数字は残せていないが、そのパフォーマンスは2年のブランクを感じさせないものだ。
しかし、本人にはまだ確信はなかったのだろう。復帰後最多となる33得点を挙げた後、「本当に自分自身が鼓舞されたよ」とも続けた。「僕はとても長い間、退屈な日々を過ごしていた。ここにいても自分のパフォーマンス向上には結びつかない時間が長かったけど、今は違う。今はもっと上手くなるために、時間を使うことができる。まだ満足はしていないけど、今日は本当にめちゃくちゃ気持ち良かったよ」