アンソニー・エドワーズ

NBA史上3番目の若さでキャリア通算1万得点を記録

現地1月8日のティンバーウルブズvsキャバリアーズは、ホームのウルブズが開始2分半で12-4と好スタートを切り、その後はキャブズの巻き返しに遭うも第3クォーターを43-22と圧倒。終盤のドノバン・ミッチェルの追い上げを振り切り、131-122で勝利した。

この試合でウルブズのアンソニー・エドワーズは25得点7リバウンド9アシストでチームを牽引した。第4クォーター半ばに2人のディフェンスをステップバックでかわして放ったジャンプシュートが、NBAキャリア6年目、NBA史上3番目に若い24歳156日でのキャリア通算1万得点となった。

「素晴らしいことだけど、僕のキャリアまだ長く続くから、それほど大袈裟に喜ぶものではないよ」とエドワーズは言うが、感情をストレートに出す彼は上機嫌だった。

「振り返れば2シーズン前のプレーオフ、サンズとのシリーズでの経験が僕にとって大きなブレイクだったと思う。もっとボールを手離して、チームとしてスムーズにプレーしなければいけないと気付いた機会だった。今はそれを楽しんでいる。相手がダブルチームを仕掛けても、他のどんなディフェンスをやっても、今の僕は『答え』を持っている」

記念すべき1万点となったステップバックのミドルジャンパーも、キャリアを重ねる中で彼が見いだした『答え』の一つだ。「昨シーズンまでは、相手がトラップを仕掛けてきたらパスをするしかなかった。でも今はボストを攻めて、そこから次のプレーを展開できる。自分のプレーの幅が広がっているのを実感しているよ」

ジェイデン・マクダニエルズも、エースの成長を頼もしく見ている。「以前の彼は『ミドルレンジもモノにしたい』といつも言っていたよ。今こうしてミドルレンジでのジャンプシュートが武器になったのは、彼が積み重ねた努力の成果だよ。昼夜を問わず練習しているのを見てきた僕らからすれば、あれだけ練習すれば当然決まると思える」

ウルブズとエドワーズがすべて順調だったわけではない。むしろ1週間前には不穏な雰囲気が漂っていた。ナゲッツとネッツに連敗し、ブルズに勝ったもののホークスに24点差の大敗。この試合の第4クォーター残り8分を切ったところで指揮官クリス・フィンチがタイムアウトを取ると、30得点を挙げていたエドワーズはチームの輪に加わることなく、タオルを放り投げてロッカールームへと去った。

主力を下げるためのタイムアウトであっても、この行動はチームへの敬意を欠くものだ。それでもフィンチもチームメートもエドワーズの心境に寄り添った。ドンテ・ディビンチェンゾは「自分たちの不甲斐なさに腹を立てているのはみんな同じだ。彼の性格は分かっている。彼は最後まで戦いたかったんだ。彼を取り巻く僕たちも、同じような競争心を持たなければいけない」と語っている。

4連勝した今、ホークス戦での出来事をエドワーズはこう振り返る。「地元のアトランタでああいう負け方をしてイライラした。でも、起きてしまったことは仕方ない。あれが薬になったのは確かだし、そうなって良かったよ」