
ロケッツを破ったトレイルブレイザーズは4連勝
トレイルブレイザーズは現地1月7日にホームでロケッツと対戦した。ポートランドのファンにMVPコールで後押しされたデニ・アブディヤが41得点を記録。第4クォーターの最後にタリ・イーソンに逆転のタップインを決められたかに見えたが、これがブザー後だったとして取り消され、ブレイザーズが103-102で激闘を制した。
「感情のジェットコースターだよ」とオールスター級の活躍を続けるアブディヤは笑う。「でも、完璧な勝利ではなくても、泥臭く勝つことも大事だ。僕たちは最後まで団結し、冷静に戦い、本当に強いチームを倒した。次も同じようにやらなきゃね」
この試合、ロケッツのエース、ケビン・デュラントは37得点を挙げているが、トゥマニ・カマラの執拗なマークがなければそれでは済まなかっただろう。守備のスペシャリストとして知られるカマラは常にデュラントに貼り付き、何本シュートを決められてもマークを緩めることはなかった。
「デュラントは自分のプレースタイルを極めている。ゾーンに入ったら止める術はないから、とにかくその前に不快な思いをさせてリズムを崩そうとした」とカマラは言う。「でも、やっぱり史上最高の選手の一人だった。デビュー前にサンズで一緒に過ごして学ぶ機会があったのは大きかった。彼のようなハイレベルな選手との対戦は燃えるよ」
第3クォーター残り1分でブレイザーズがタイムアウトを取ると、カマラはベンチに下がってタオルで口を押えた。相手との接触で歯を折っていたからだ。「ぶつかった瞬間は唇が千切れたかと思った。歯が折れていて、その欠片がコートに転がっていた。出血も少しあったけど、とにかく痛みがすごくて圧迫しなきゃならなかった」とカマラは言う。
しかし、カマラがいなければブレイザーズのディフェンスプランは成り立たない。第4クォーター開始から3分半でカマラはプレーを再開した。「なぜ戻ったかって、それはバスケを愛しているからだ。僕をコートから追い出したいなら、歯をへし折るぐらいじゃ足りないよ」とカマラは言う。
「もちろん、ケガの治療を優先して欠場することもある。昨シーズンは足のケガで欠場したし、肋骨にヒビが入っているのにプレーし続けたこともあったけど、それはヒビが入っているとは思っていなかったからで、結局動けなくなった。本当にヤバい時は安全を優先するよ。でも今回は違う。口の痛みはディフェンスにもシュートにも影響しない。声を出すのが難しかったから、デニに『代わりに指示を出してくれ』と頼んだ。今もしゃべると痛いけど、大丈夫だよ」
その結果が、相手の決勝ブザービーターが取り消されての辛勝だったのだから、カマラがあのままベンチに留まっていたら勝つことはできなかっただろう。
アブディヤもカマラの不屈の姿勢を称えた。「僕もプレー中に歯を折ったことがあるから、どれぐらい痛いか分かる。本当にタフな男で、真の戦士だ。彼のことを誇りに思うよ。でも、今回折れた歯を治療したら、もっと男前になると思う(笑)」