デイミアン・リラード

ラリー・ナンスJr.とナシール・リトル起用で連勝

トレイルブレイザーズの指揮官チャウンシー・ビラップスは、シーズン開幕からチームにとっての最適解を求めて試行錯誤を繰り返している。その甲斐あってか、ここ2試合で一つの答えを見いだせたようだ。

ラプターズ、そして勢いに乗るブルズに勝利した直近2試合で、ブレイザーズは試合終盤にデイミアン・リラード、CJ・マッカラム、ノーマン・パウエル、ナシール・リトル、ラリー・ナンスJr.を起用して結果を残した。

先発のユスフ・ヌルキッチは、このラインナップにやや不満を見せているものの「チャウンシーとコーチングスタッフをリスペクトしている」とブルズ戦後に理解を示した。

エースのリラードは、試合を締めくくる新たなラインナップについて、こう語っている。「リトルとナンスJr.の身体能力と運動量は、相手がスモールラインナップの時に特に効果的だ。スモールラインナップで彼らに対応するのは難しいと思う。リバウンドも回収できるし、ペイント内でのプレーも強力だからね。ロブをキャッチしてくれるし、走力だってある。身体能力と豊富な運動量、それに彼らに備わっているモーターは相手にとって厄介だろうね」

ビラップスの決断により、ブレイザーズは8勝8敗と勝率5割復帰を果たした。ロードを苦手とする(1勝7敗)状況は改善されていないものの、大事な終盤を任せられる面子が固まったのは朗報と言える。

リラードは言う。「この2試合で上手くいく方法を見つけられたんだから、続けるのは当然だよ。上手くいっているのだから、異論を挟む余地なんてない」