「自分たちのためだけじゃなく、チームメートを生かす方法も見つけないと」
現在3連敗中のセルティックスは開幕から2勝5敗と負け越し、東カンファレンス12位に低迷している。
現地11月1日に行われたブルズ戦では、第3クォーター終了の時点で103-89とリードしていたにもかかわらず、最終クォーターの立ち上がりで連続12失点を許し、そのままこのクォーターを11-39と圧倒されて、最終スコア114-128での逆転負けを喫した。
指揮官のイメイ・ユドカは「第3クォーターが終わった時点で、少し調子の乗ってしまった。私たちは、まだ試合が終わっていないのに勝利した気持ちになってしまった。今日は良い教訓になった」と反省した。
ユドカが言うように第4クォーターのセルティックスは、時間を進めようとディフェンスの外でパスを回す場面が目立った。また、終盤には個々で打開しようとするも、逆にブルズに速攻を与えるなど、悪循環に陥った。
この試合ではジェイレン・ブラウンが28得点、ジェイソン・テイタムが20得点と、Wエースの2人だけで48得点を挙げた。しかし、停滞した第4クォーターのテイタムはフィールドゴール8本中1本成功の2得点、ブラウンは放った2本のシュートを決めきれずに無得点に終わった。
セルティックス一筋でキャリア8年目のマーカス・スマートは、若きデュオに対し、「自分のためだけじゃなく、チームの他の選手のためにもプレーしなければいけない」と苦言を呈した。「どのチームもジェイソンとジェイレンを止めるプランを考えている。きっとスカウティングレポートには、2人にパスをさせるように書いてあるだろうね。だって、彼らはパスをしたがらないんだから」とスマートは言い、「これは彼らが学ばなければいけないこと」と続けた。
「僕は彼らの成長を誇りに思っているよ。だた、2人は新たなステップを踏む必要がある。自分たちのためだけじゃなくて、チームメートを生かす方法も見つけていかないといけない。これは僕たちが彼らに求めてきたことだ。彼らは今も学んでいる最中だから、僕たちはチームのためにも彼らをサポートしないといけない」