
「選手たちに安心・安全な競技環境を確保する」
越谷アルファーズは8月7日、ジェフ・ギブスとの2025-26シーズンにおけるサポートコーチ契約の締結を発表した。
今回の決定は、越谷がコンプライアンス事案に関する制裁決定を受けたことを受け、その対応として行われたもの。B1でのファーストシーズンを支えたギブスを、選手のメンタルケアや、コーチと選手、フロントとチームの橋渡し役として迎え入れることを決めた。
アメリカ出身、現在44歳のギブスはドイツでプロキャリアをスタートさせ、2010-11シーズンにトヨタ自動車アルバルク(現・アルバルク東京)への加入をきっかけに来日。その後も数々の球団を渡り歩き、日本のバスケットボール界の競技力向上に一役を買っていた。昨シーズンに越谷でプレーをした後、現役を引退していた。
クラブ代表の上原和人はギブスの加入について、「これからチーム作りを進めていく中で、選手たちに安心・安全な競技環境を確保することが必要である」と語り、「ギブス氏にはサポートコーチとして、選手のメンタルケア、コーチと選手、クラブとチームとの橋渡しとしての役割を担っていただきます」と期待を寄せている。
ギブスはクラブを通じて以下の通りコメントしている。「今度は選手としてではなく(ファンの皆さんごめんなさい)、別のポジションでアルファーズに携わることになります。チームの力になれるよう、できる限りサポートしていきたいと思います」
なお、越谷は同日にヘッドコーチが不在となる当面の間、藤原隆充アシスタントコーチがメインコーチとしてヘッドコーチの役割を担うことを発表している。