ロンゾ・ボール

サトランスキーとテンプル、2巡目指名権がペリカンズへ

NBAではフリーエージェント市場が解禁となり、今オフの注目株の一人であるロンゾ・ボールはペリカンズと4年8500万ドル(約92億円)の新たな契約を結んだ上で、ブルズにトレードされると『NBC SPORTS』が報じている。ブルズからペリカンズにはトーマス・サトランスキー、ギャレット・テンプル、2巡目指名権が譲渡される。

2017年のNBAドラフト全体2位でレイカーズに指名され、レイカーズで2年、ペリカンズで2年を過ごしたロンゾは、もともとの持ち味である力強いボールプッシュからのゲームメークに加え、課題だった3ポイントシュートの成功率が改善。それでもザイオン・ウイリアムソンとブランドン・イングラムの両エースはロンゾの作り出す速いテンポに合わず、ザイオンにハンドラーをやらせたいチームの意向とも噛み合っていなかった。

昨シーズンのトレードデッドラインに移籍するとの噂だったが、トレードは成立せず。ブルズはこの時すでに、ロンゾ獲得に動いていたと言われている。いずれにしても制限付きフリーエージェントとなる彼が、ペリカンズよりも高く自分を評価するチームに移籍するのは既定路線だった。

新シーズンのブルズでは、ロンゾが先発ポイントガードに据えられ、3年目を迎えるコービー・ホワイトがよりアタックからの得点を望めるシックスマンとして起用されるだろう。23歳のロンゾと26歳のザック・ラビーンとのバックコート・コンビはダイナミックなバスケを展開しそうだ。