ラッセル・ウェストブルック

「オスカーと肩を並べることができて感謝している」

現地8日、ウィザーズのラッセル・ウェストブルックが、オスカー・ロバートソンが持つ通算トリプル・ダブル達成回数の記録に並んだ。

ウェストブルックは、敵地でのペイサーズ戦で33得点19リバウンド15アシストを記録し、ロバートソンに並ぶ通算181回目のトリプル・ダブルを達成。トリプル・ダブルマシーンとして絶好調のウェストブルックならば、『不滅の記録』と呼ばれていたロバートソンの偉業を上回るのも時間の問題だろう。

ウェストブルックは、シーズンMVPを受賞した2016-17シーズンにロバートソン以来となる平均トリプル・ダブルを成し遂げ、そこから3シーズン続けて同様の個人成績を残した。

現代の『ミスター・トリプル・ダブル』は、オーバータイムの末に133-132でペイサーズに勝利した試合後、「彼(ロバートソン)に感謝したい。彼がこのステージを作り上げてくれた」と、ロバートソンへの感謝を口にした。

数年前からリバウンドの本数も2桁を記録できるようになり、その秘訣を聞かれたウェストブルックは「分からない。とにかくボールを取りにいっている」とコメント。そして、自分を育ててくれた両親、プロ選手となってから影響を与えてくれた選手についても、こう語った。

「両親のおかげ。特に母からは、何でもきちっとした形でやるように教わった。プロに入ってからも、マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアントから、偉大な選手になるために必要なことを教わった。勝っても負けても自分のルーティンを続けて、安定したプレーを続けないといけない。このリーグでは、安定感がどれほど難しいことか理解しているからね」

「僕は毎試合で同じアプローチを取っている。コートで全力を尽くそうと思ってやっている。その過程で歴史を作ることができるのだとしたら、本当に、本当にうれしいし感謝している」

「オスカーと肩を並べることができて感謝している。彼がこのステージを作ってくれたし、後に続く自分たちのために多くを犠牲にしてプレーしていた」