スポーツにケガは付き物ですが、年齢や競技レベルにかかわらず、できることならケガと無縁でプレーを楽しみたいもの。それでもバスケットボールは激しいコンタクトがあり、急なダッシュとストップ、ジャンプと着地を繰り返すハードな競技です。そんなバスケをケガなく続けるために、ケガの予防や対処の知識を得ておきましょう。スポーツ医学の専門家である近良明医師に、特に成長期にある10代までのバスケ選手によくある疑問に答えてもらいました。皆さんも疑問がある場合はこちらに質問をお寄せください(ただし、痛みや不具合がある場合は早めにお近くの専門医に相談しましょう)。
[Q]遠征中に足首を捻ってしまい、すぐに病院に行くことができませんでした。
遠征中の試合で足首を捻ってケガをしてしまい、かなり腫れてしまいました。病院もなく地元に戻るまで冷やすだけの対応をしたのですが、本来やるべき応急処置をお教えください。
[A]RICE処置は、内出血、腫れ、痛みを最小限にするための初期治療として大事な方法です。
RICE処置という、もってこいの応急処置の方法があります。RICE処置は捻挫などのケガをした時、ケガをした部位の内出血、腫れ、痛みを最小限にするための初期治療として大事な方法です。
R=Rest(安静)、I=Icing(冷却)、C=Compression(圧迫)、E=Elevation(挙上)の頭文字をとったものです。特に足関節の場合は、足関節を90度に保つように固定し、アイシングして、足を挙上して浮腫まないようにしてもらいたいです。 詳しくは『バスケ手帳』で確認できます 。
ケガ予防のQ&A
vol.1「オスグッドでの膝の痛み、どんな対処をすべき?」
vol.2「背を伸ばすのに効果のあるメニューはありますか」
vol.3「足首の捻挫がクセになっていますが、治せますか」
vol.4「慢性的に腰が痛く、シュートを打つ時に痛みます」
vol.5「脱臼を繰り返しています。手術すべきでしょうか」
vol.6「成長期の選手がやっておくべきトレーニングは?」
vol.7「プレー中に腰が痛みます、椎間板ヘルニアでは?」
vol.8「小学5年生の息子がシーバー病と診断されました」
vol.9「X脚の選手が膝のケガを予防するには?」
vol.10「すねの内側が痛く、シンスプリントと診断されました」
vol.11「股関節が固くてパワーポジションが取れません」
vol.12「動く時に膝が内側に入り、大ケガが心配です」
vol.13「ブロックに行ったら、相手が頭から落ちてしまいました」
vol.14「相手の肘が当たり、歯が2本折れてしまいました」
vol.15「突き指をした数カ月後に、関節の形や向きが変わった」
vol.16「コロナ禍での練習は、マスクを着用すべきでしょうか」
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