
カマン・マラワチとともにルーキーコンビがブレイク
ホーネッツは直近の2カ月で若手の才能と勝ちたい意欲が噛み合い、突如としてプレーオフレベルのチームへと成長した。そのホーネッツをホームに迎えたサンズは、ディロン・ブルックスとマーク・ウィリアムズ、ジョーダン・グッドウィン、グレイソン・アレンをケガで欠く状況で、特にディフェンス面での苦戦は免れないと見られていた。
そのサンズが今シーズン最高のディフェンスを見せて111-99で勝利したのは驚きだ。ホーネッツのフィールドゴール成功率は42%に沈み、24アシストに対して11ターンオーバーを記録。サンズのディフェンスの完勝だった。
サンズは試合開始からの6分間で22得点を許したが、そこから時間が経過するごとにホーネッツの攻め手を封じた。そのディフェンスのトーンを作ったのは、第1クォーター途中からプレーしたセカンドユニットの面々だ。ヒートから放出されて解雇され、サンズと再契約して試合に出始めたばかりのヘイウッド・ハイスミスが、相手のハンドラーに粘り強くプレッシャーをかけてリズムを狂わせ、カマン・マラワチとラシール・フレミングのルーキーコンビがアグレッシブなディフェンスを見せる。
マラワチはウィリアムズに代わるセンターとしてゲームハイの9リバウンドを記録。指揮官ジョーダン・オットが「マークは典型的なリバウンダーだが、カマンは繋ぎ役として周囲を生かす。今日も彼のスクリーンが多くのチャンスを作り出した」と、スタッツには見えない貢献を称えた。
そして2巡目31位指名のフレミングはシーズン序盤はGリーグでプレーすることが多かったが、この1カ月でローテーションに入ってプレータイムを伸ばしている。この試合ではディフェンスで声を出して思い切りの良さを出し、攻めに転じても3ポイントシュート6本中4本成功、速攻からダンクを決めるなどアグレッシブな姿勢で結果を出した。
Rookie rockin' the rim 💪💪
— Phoenix Suns (@Suns) March 9, 2026
Rasheer up to a career-high 13 PTS! pic.twitter.com/xQZ4VEPeJi
「バレー・サンズでの経験は貴重なものだ。トップチームと同じシステムで練習や試合ができたことで、落ち着いてプレーできるようになった。今は出場機会も増えて、これまでの努力が形になっているのを実感できているから楽しいよ」とフレミングは言う。
3ポイントシュートで勝利に貢献したが、ただコーナーや45度のポジションで待つのではなく、相手ディフェンスと駆け引きしながらフリーになって決める動きの良さが目立つ。「それこそ日々の練習の成果なんだ。今日は特にリズムが良かったと思う。でも、正直に言うと今はただ無心でプレーしているだけ。結果を後から知るような感覚なんだ。最初の頃はすべてに焦っていたけど、考えすぎないことで冷静に自分のやるべきプレーを判断できているよ」
第4クォーターには、それまで24得点のジェイレン・グリーンをベンチに置いてフレミングが10分半の出場と勝負どころを任された。フレミングは23分、マラワチは20分とスタメンと遜色のないプレータイムを得ている。この試合で30得点10アシストを挙げたエースのデビン・ブッカーは若手の活躍に上機嫌で、「彼らは毎日の練習で必死に努力している。『ベンチで出番を待つ組』はもう卒業だね」と語る。
「今も試合後のリカバリーにちゃんと取り組んでいるし、個別のワークアウトもしている。サマーキャンプから彼らの才能は分かっていた。僕は長くNBAにいて、そういう若手をたくさん見てきたけど、実際の試合で通用するかどうかは日々の姿勢次第だ。そういう意味で彼ら2人は素晴らしい仕事をしているよ」