2026年3月14日(土)と15日(日)、東洋大学赤羽台キャンパス HELSPO HUB-3アリーナで「U18日清食品トップリーグ2026入替戦」が初開催されます。「U18日清食品ブロックリーグ2025」の各グループ優勝チーム(男女各8チーム)が14日に1回戦の8試合を行い、その勝者は翌15日に「U18日清食品トップリーグ2025」の5位から8位のチーム(男女各4チーム)と対戦。この試合に勝利することで「U18日清食品トップリーグ2026」の出場権が与えられます。

渡邊聖とアメー エマニュエル・チネメルンが攻守の軸

藤枝明誠(静岡県)はU18日清食品ブロックリーグ2025のグループDを全勝で制しました。主力の多くが3年生でチームを離れますが、渡邊聖選手とアメー エマニュエル・チネメルン選手という攻守の軸となるコンビが残っています。新チームでキャプテンとなった高平爽太選手も、エースの渡邊選手に「シュートが当たればチームに大きな勢いをもたらしてくれる」と期待を寄せます。

宮崎県出身の金本鷹コーチにとって、1回戦で当たる県立宮崎工業(宮崎県)は地元校というだけでなく、父である金本博さんがアシスタントコーチを務めるチームです。ここに勝てば3月15日に対戦するのは福岡第一(福岡県)で、井手口孝コーチは「高校生の頃からお世話になっている」という指導者です。今大会で最も実績のある福岡第一との対戦は避けたいものでしょうが、金本コーチは「U18日清食品トップリーグに出場するだけでなく、そこで勝ちたいと思っていますから、強いチームと戦って勝てるチームになりたいです」と、対戦をむしろ待ち望んでいました。

攻守にインテンシティを高く保ちつつ、一つのパス、一つのリバウンドからきめ細やかなスキルを徹底するのが藤枝明誠の強み。そのスタイルでいかにアドバンテージを取れるかが、入替戦で勝てるかどうかのカギになります。金本コーチはこうコメントしています。「留学生がいるチームを相手にするのを得意としている県立宮崎工業、勝てば福岡第一と、楽な組み合わせではないですが、それでこそU18日清食品トップリーグ出場に相応しいチームになれると感じています。個人的には、故郷のチームであり、幼馴染、父親との試合をこういう舞台でできることに感謝の気持ちでいっぱいです」

県立宮崎工業は下馬評を覆すブロックリーグ全勝優勝

県立宮崎工業(宮崎県)は、昨年に24年ぶり11回目のインターハイ出場を果たし、U18日清食品ブロックリーグ2025の出場権も勝ち取りました。宮崎県の古豪ではありますが、最近は全国大会出場を逃していただけに、ブロックリーグも開幕時点では苦戦が予想されました。それでも長崎のハピネスアリーナで行われた開幕2連戦で東福岡(福岡県)と県立川内(鹿児島県)に快勝して勢いに乗ると、同じ九州の強豪だけでなく琉球ゴールデンキングスU18、強力な留学生を要する阪南大学(大阪府)も撃破しての全勝優勝を飾りました。

県立宮崎工業の時任祐輔コーチは、この入替戦を「先輩たちからの大きなプレゼント」と位置付け、必勝を期します。2人でキャプテンを務める小田宙聖選手は「常にチームの先頭に立って気持ちを全面的に出す」と、平野春陽選手は「40分間自分たちのスタイルを貫き、先輩方の想いも背負って宮工らしく戦い抜きます」と意気込みを語りました。

サイズや選手層、全国大会の経験では藤枝明誠が上回ります。それでも県立宮崎工業はU18日清食品ブロックリーグ2025で見せたように、強豪相手に臆することのないアグレッシブなディフェンスからのトランジションで活路を見いだそうとしています。

サイズのあるオールラウンダーが揃う福岡第一

鍛え上げられた走力を生かした苛烈なまでのディフェンスと瞬時にリングを陥れるスピードに乗ったカウンターで、全国大会を何度も制している福岡第一(福岡県)ですが、昨年は留学生がウインターカップ県予選直前に帰国するアクシデントに見舞われました。それでもウインターカップではベスト4進出と、不利な状況を覆して結果を残しています。

井手口孝コーチは、この春に3年生となるソップ ハンソン選手とソップ デビシー選手のソップ兄弟が、190cm台後半のサイズを持つオールラウンダーとしてインサイドでもアウトサイドでも強みを発揮すると期待しています。また、新キャプテンの田中柚稀選手はガードとして福岡第一らしい堅守速攻のスタイルを引っ張るとともに、2年生になる久我祐仁選手が「ブレイクでは先頭を走り、飛び込みリバウンド、3ポイントシュートとオールラウンドにプレーができる。得点が欲しい時に頼りになる」と、新たなキーマンになると予想しています。

スタイルは例年と変わらず堅守速攻。宮本聡と宮本耀の兄弟を始め、去年の主力の多くが卒業したことで経験不足の面はありますが、例年以上にサイズがあってオールラウンドな選手が揃います。その強みを発揮する最初の大舞台がU18日清食品トップリーグ2026入替戦になります。