次戦は3連覇中のオーストラリア代表と対戦

8月31日からウランバートル(モンゴル)で『FIBA U16アジアカップ2025』が開催されている。U16男子日本代表はチャイニーズ・タイペイ代表に83-72で勝利して準決勝進出と、『FIBA U17ワールドカップ2026』の出場権を獲得した。

日本はこの試合を通じて21本とターンオーバーが多い展開になってしまうが、チャイニーズ・タイペイのスティールからの得点を最小限に抑えていく。第1クォーターこそ互角の戦いとなるが、第2クォーターには越圭司(Concordia Lutheran School of Omaha)を中心としたオフェンスが機能して主導権を握る。後半に入っても宮里俊佑(琉球ゴールデンキングスU18)、白谷柱誠ジャック(福岡大附属大濠)らがチャイニーズ・タイペイのプレッシャーディフェンスに負けない果敢なアタックを重ねて、日本の勝利に貢献した。

この試合で越はチャイニーズ・タイペイのチーム全体数と同じ、14本のフリースローを獲得するなどチームハイの31得点で攻撃を牽引。先発出場をした宮里は12得点6アシスト、白谷は16得点14リバウンドでダブル・ダブルの活躍を見せた。

ベスト4に進出した日本は、2026年6月27日からトルコで開催される、FIBA U17ワールドカップ2026への出場(2大会ぶり3度目)を決めた。

準決勝の相手はこの大会で平均110.7得点と圧倒的な強さを見せているオーストラリア代表。平均195.1cmの高さに対して、スピーディーなバスケで活路を見出したい。