
川崎が課題としたチームディフェンス改善のカギとなる
川崎ブレイブサンダースは6月6日、水野幹太との2025-26シーズンにおける選手新規契約の締結を発表した。
福島県出身、現在27歳の水野は185cm88kgのポイントガード兼シューティングガード。法政大在籍時に特別指定選手として地元クラブの福島ファイヤーボンズでプレーをした後に、川崎ブレイブサンダースでも特別指定選手として活動をする。2020-21シーズンには新潟アルビレックスBBで本格的なキャリアをスタートさせ、2022-23シーズンからは京都ハンナリーズに加入していた。
京都ではタフなディフェンスを武器に先発出場をする試合も多く、コンスタントに活躍をしていたが、昨シーズンの終盤で右膝前十字靭帯損傷・外側半月板損傷の大ケガを負いリハビリに励んでいた。今シーズンの12月から戦線復帰を果たすと35試合に出場をして、5月3日に行われた滋賀レイクス戦ではキャリアハイの11アシストを記録するなど、怪我の影響を感じさせないプレーを披露して持ち前のハードなディフェンスとともに攻守での存在感をアピールしていた。
川崎はチームディフェンスの構築を課題に挙げており、水野の獲得はこれに合致したと伝えている。水野もクラブを通じて「自分の能力を最大限に発揮し、チームから求められる役割を果たす」と、その課題克服のキーパーソンになる覚悟を語っている。
■川崎2024-25シーズンロスターの契約状況(2025年6月6日13時時点)
【継続】篠山竜青、米須玲音、飯田遼、長谷川技、山内ジャヘル琉人、ロスコ・アレン
【退団】サッシャ・キリヤ・ジョーンズ、野﨑零也、柏倉哲平(ベルテックス静岡に移籍)、アリゼ・ジョンソン、益子拓己(福島ファイヤーボンズに移籍)、鎌田裕也(越谷アルファーズに移籍)、小針幸也
【未発表】マシュー・ライト
【新規契約】野本建吾(群馬クレインサンダーズから移籍)、津山尚大(島根スサノオマジックから移籍)、伊久江ロイ英輝、水野幹太(京都ハンナリーズから移籍)