カニングハムが32得点、トバイアス・ハリスが30得点

ピストンズvsマジックのファーストラウンドは、1勝3敗と追い込まれたピストンズの3連勝で決着した。現地5月3日に行われた『GAME7』は、ピストンズが試合を支配して116-94で勝利した。

いずれも守備に軸足を置いてハードワークするチームだが、マジックが18アシストに対して13ターンオーバーだった一方で、ピストンズはターンオーバーは同じ13でもアシストは30と、マジックの堅守をパスで振り切り、イージーチャンスを数多く作り出した。なおかつリバウンドでも41-33と、効率の良さだけでなくポゼッション数でも上回った。

ケイド・カニングハムは32得点12アシストと、得点でもプレーメークでも安定した働きを見せた。それでもこの試合では、彼を支える選手たちの奮闘も目立った。プレーオフの雰囲気に圧倒されていたジェイレン・デューレンがついに本来の力強さを取り戻して15得点15リバウンドのダブル・ダブルを記録。トバイアス・ハリスはカニングハムと同じ18本のシュートを打つ積極性を見せて30得点を挙げた。

1勝3敗から逆転を果たせた理由を、カニングハムは「限界まで追い込まれたことで、自分たちのプレーを見つめ直すことができた。レギュラーシーズンであれだけ勝って、今ここにいるのはなぜかを再確認し、自分たちのバスケに立ち返ったからだ」と語り、チームの団結力で苦境を乗り越えたと言う。

「シーズンを通してチームの絆を深めてきた。この仲間たちとなら何でも乗り越えられると信じている。僕たちはチームとして、そして兄弟として、お互いを支え合って進んでいるんだ。それは僕たち一人ひとりが同じような背景を持っていて、ここに来るまでに苦労しているからで、だからこそ苦しい場面で結束し、泥臭く戦い続けることができる」

そして、大事な『GAME7』で爆発したトバイアス・ハリスへの信頼をこう語る。「シリーズを通して彼は安定した働きを見せていた。第6戦でもチームが流れに乗れない中で得点を重ねていたよね。プロフェッショナルな姿勢はいつものことだけど、プレーオフに入ってからキレを増しているし、ベテランとして僕たちに改善すべき点を指摘してくれる。そのすべてがチームに役立っている。プロフェッショナルの中のプロフェッショナルである彼がいてくれて本当にうれしい」

かくしてピストンズは2008年以来となるプレーオフのファーストラウンド突破を決めた。カンファレンスセミファイナルでは、ラプターズをこちらも『GAME7』で破ったキャバリアーズと対戦する。