
契約発表第1弾は主力を担う日本人選手
三遠ネオフェニックスは6月2日、佐々木隆成、大浦颯太、吉井裕鷹、津屋一球、湧川颯斗、5名との2025-26シーズンにおける選手継続契約の締結を発表した。
山口県出身、現在29歳の佐々木は180cm77kgのポイントガード兼シューティングガード。2018-19シーズンに大阪エヴェッサで特別指定選手として活躍し、熊本ヴォルターズを経て、2022-23シーズンに三遠に加入。大野篤史ヘッドコーチの下でポイントガードとしての才能を開花させ、アップテンポなバスケットを展開する三遠で正確なシュートセレクションとアシスト能力を発揮させて瞬く間にスター選手へと登り詰めていたが、今シーズンのチャンピオンシップセミファイナルでアキレス腱断裂の大ケガを負い、来シーズン中盤での復帰が予想される。
広島県出身、現在27歳の大浦は182cm76kgのポイントガード。日本体育大から秋田ノーザンハピネッツに加入。4シーズンを過ごした後、2023-24シーズンから三遠に加入。佐々木のバックアップガードとして活躍した今シーズンは冷静な判断力とチーム2番目のアシスト能力で自身初のベスト6thマンを受賞。ディープ3ポイントシュートも得意で、距離に関係なく沈めるシュートは相手にとって厄介な存在となっている。
大阪府出身、現在26歳の吉井は196cm94kgのスモールフォワード。大阪学院大在学時に、大阪エヴェッサ、アルバルク東京で特別指定選手としてプレーし、2021年にA東京でプロキャリアをスタートさせた。A東京ではプレータイムに恵まれなかったが、日本代表で大きな活躍を見せるなど非凡な才能を発揮していた吉井は三遠への移籍を機にスタッツを大幅に伸ばし、平均出場時間26.12分で11.3得点、3.8リバウンド、1.8アシストを記録。チャンピオンシップでは3ポイントシュート成功確率48.5%と勝負強さも持ち合わせている。
クラブを通じて佐々木、大浦、吉井の3名は「必ずコートに戻り、皆さんと一緒に優勝を目指します」(佐々木)、「責任と覚悟を持って最後まで戦います」(大浦)、「自分自身成長できていることを実感しているので日々の積み重ねを大切にしていきたいと思います」(吉井)とそれぞれコメントしている。
■三遠2024-25シーズンロスターの契約状況(2025年6月2日10時時点)
【継続】佐々木隆成、吉井裕鷹、大浦颯太、津屋一球、湧川颯斗
【引退】柏木真介(三河から期限付き移籍)
【未発表】ヤンテ・メイテン、デイビッド・ヌワバ、太田敦也、浅井英矢、ウィリアムス ニカ、兪龍海、根本大、デイビッド・ダジンスキー、山内盛久