ポゼッション数トップの富山が立ち向かう

12月13日からB1第14節が各地で開催される。東地区3位で10連勝をマークしているレバンガ北海道(17勝4敗)はホームで富山グラウジーズ(6勝15敗)と対戦。前節で島根スサノオマジック(12勝9敗)に順位を抜かれて西地区6位となった広島ドラゴンフライズ(11勝10敗)は、その島根と直接対決となる。

北海道は順位こそ3位だが勝敗数は東地区で1位タイ。この好調を支えるのはもちろん日本人エースの富永啓生とインサイドを支配するジャリル・オカフォーだが、在籍4年目を迎えるドワイト・ラモスの存在を忘れてはいけない。ラモスはここまで全試合に出場して平均25.23分のプレータイムで13.5得点、3.1アシストを記録。彼の働きによってオフェンスのバリエーションが増え、リーグ2位のチーム平均得点が生み出されている。

富山はここまで西地区で最下位に甘んじているが、首位を走る長崎ヴェルカを抜いて1試合の平均ポゼッションがトップと手数の多いチームだ。個人得点ランキング2位のトレイ・ケルを筆頭に、昨シーズンのB1得点王ブロック・モータムや攻撃型ポイントガードの宇都直輝と、オフェンスに優れた選手が揃っている。さらに今シーズン加入し、12月7日に行われた群馬クレインサンダーズで19得点6アシストを記録した岡田雄三はブレイクスルーの兆しも見え、オフェンスが噛み合えば脅威となり得るだろう。

広島は大黒柱のコーバーンが戦線離脱

広島は西地区上位の長崎ヴェルカ、琉球ゴールデンキングスと戦い3連敗中。前節の長崎戦では12月7日の琉球戦で内腹斜筋付着部部分を損傷して全治未定となったコフィ・コーバーンだけでなく、伊藤達哉と佐藤涼成が揃って欠場し、戦力が揃わず苦戦を強いられた。しかしその状況でもロバーツ ケインが15得点、バイウィーク明けに復帰した渡部琉も13得点とチームにとってポジティブな材料も見受けられた。彼らの成長とともに順位争いとなる直接対決をモノにできるか注目したい。

島根は長内転筋損傷で長期離脱をしていたコティ・クラークが戦線復帰し、バイウィーク明けの3試合で平均20.7得点と爆発力を存分に発揮している。またオーストラリア代表経験もあるニック・ケイも平均17.1得点、8.6リバウンド、3.9アシストと縁の下を支える働きを見せている。チームオフェンスを牽引する岡田侑大が退場処分を受けた前節の京都ハンナリーズ戦では、彼が抜けた後半に相手の得点を24点に抑える堅守を見せており、オフェンス面だけが売りではないことを証明している。

【B1第14節スケジュール】
■12月13日
13:05 名古屋D vs 茨城 @IGアリーナ
14:05 仙台 vs 京都 @ゼビオアリーナ仙台
14:05 秋田 vs 三河 @CNAアリーナ☆あきた
14:05 横浜BC vs 大阪 @横浜国際プール
14:05 滋賀 vs 長崎 @滋賀ダイハツアリーナ
14:05 佐賀 vs 琉球 @SAGAアリーナ
15:05 北海道 vs 富山 @北海きたえーる
15:05 宇都宮 vs 千葉J @ブレックスアリーナ宇都宮
15:05 群馬 vs 越谷 @オープンハウスアリーナ太田
15:05 島根 vs 広島 @カミアリーナ
15:35 FE名古屋 vs A千葉 @名古屋市枇杷島スポーツセンター
17:05 SR渋谷 vs 千葉J @青山学院記念館
17:05 川崎 vs A東京 @東急ドレッセとどろきアリーナ

■12月14日
13:05 名古屋D vs 茨城 @IGアリーナ
14:05 北海道 vs 富山 @北海きたえーる
14:05 仙台 vs 京都 @ゼビオアリーナ仙台
14:05 秋田 vs 三河 @CNAアリーナ☆あきた
14:05 SR渋谷 vs 千葉J @青山学院記念館
14:05 横浜BC vs 大阪 @横浜国際プール
14:05 滋賀 vs 長崎 @滋賀ダイハツアリーナ
14:05 佐賀 vs 琉球 @SAGAアリーナ
15:05 宇都宮 vs 千葉J @ブレックスアリーナ宇都宮
15:05 群馬 vs 越谷 @オープンハウスアリーナ太田
15:05 川崎 vs A東京 @東急ドレッセとどろきアリーナ
15:05 島根 vs 広島 @カミアリーナ
15:35 FE名古屋 vs A千葉 @名古屋市枇杷島スポーツセンター