河村勇輝

4クォーター残り916秒にコートイン、直後に3ポイントシュートを決める

現地107日、グリズリーズの河村勇輝がマーベリックスとのプレシーズンゲームに出場。916秒のプレータイムで5得点3アシストを挙げた。

4クォーター残り916秒、プレシーズンとはいえ河村はついに念願であるNBAのコートに立った。現地の実況が「彼は日本のBリーグでMVPを受賞した選手です。夏には日本代表としてオリンピックに出場しました」と紹介する中、残り842秒、ドライブしたジェイク・ラレイビアのキックアウトからのパスを受け、コーナー付近から3ポイントシュートをいきなり沈めた。

残り518秒にはドライブからシューティングファウルを獲得し、フリースローを2本しっかりと成功させる。また、残り2分49秒にはジェイ・ハフのダンクを導くナイスパスを出すなど、3アシストのスタッツ以上に、司令塔として的確なパスを繰り出せていた。さらにディフェンスでも激しく当たっていくなど、サイズの不利を感じさせない奮闘を見せた。

わずか数日のトレーニングキャンプを経ての実戦、また自らボールプッシュできる選手が揃っているラインナップだったこともあり、ボールタッチの機会が少なく、トランジションで持ち味のスピードを発揮することはできなかったのは残念な部分だった。だが総合的に言えば、限られた出場機会でスタッツもしっかり残した上々の実戦デビューだった。