新戦力のゲイブ・ビンセントが手術を行い、6週間から8週間の離脱が決定

レイカーズはクリスマスゲームをホームで行いセルティックスと対戦。NBAを代表する東西の名門チーム対決は大きな注目を集めたが、115-126で敗れた。これでレイカーズは16勝15敗、インシーズントーナメント優勝後は8試合で6敗と苦戦が続いている。

レイカーズは出だしでリードを許したが、第2クォーターに盛り返し互角の展開で前半を終える。しかし、クリスタプス・ポルジンギスに第3クォーターだけで13得点を許したように、ディフェンスが崩れたことで9点のビハインドを背負った。その後、40得点を挙げたアンソニー・デイビスらの奮闘でなんとか食い下がるものの、パスを散らしてバランスよく得点を重ねるセルティックスの勢いを止められずに敗れた。

12月9日に行われたインシーズントーナメントで優勝以降、レイカーズが勝ったのはわずか2試合のみ。その内1勝はリーグ下位に低迷するスパーズ相手の辛勝など、今のチーム状態は明らかに悪い。

レブロン・ジェームズは「今の僕たちがヘルシーだとは思わない」と語り、現状では上位チームと力の差があると認める。「もっとチームを良くして、癖を改善しないとトップチームと戦える状態までいけないと思う。毎試合、どのようなオフェンスを継続して行えばいいのか、まだチームとして状況を把握しようとしている最中だ」

レブロンが指摘するように、レイカーズの調子が上がってこない要因の一つにシーズン当初から故障者が多く、主力選手たちが一緒にプレーする機会が少ない事が挙げられる。そんな中、開幕から故障に苦しんでいた新戦力のゲイブ・ビンセントが膝の手術を実施し、復帰まで6週間から8週間かかる見込みであることがわかった。

ビンセントはヒートに所属した昨シーズンのプレーオフで全22試合に先発し、平均12.7得点、3.5アシストと活躍。チームのファイナル進出に貢献すると、オフに3年総額3,300万ドル(約47億円)でレイカーズに加入し、ラプターズへ移籍したデニス・シュルーダーに替わる即戦力ガードとして期待されていた。開幕直後に戦線離脱した後、現地12月20日のブルズ戦で復帰したが、そこで再び故障していた。レイカーズの我慢の時間はまだまだ続きそうだ。