レブロン・ジェームズ

「僕にはまだ何かしら残っている。結構たくさんね」

レブロン・ジェームズは現役引退について「今日はその日ではない」と宣言した。

現地7月12日、『ESPN』による授賞式に参加したレブロンはこう語っている。「あと何得点するか、コートで何ができて何ができないかは、どうでもいい。僕にとって大事なのはバスケを誤魔化すことなくプレーできるかどうか。それだけなんだ。コートにすべてを捧げることができなくなった日、それが僕が終わりを宣言する日だけど、幸いにも今日はその日ではない」

NBAで数々の記録を打ち破ってきたレブロンは、『ベスト・レコード・ブレーキング賞』を受賞した。「今夜の機会に、これまで何度も言ってきたこと、これからも言い続けることを言いたい」と彼は語り始めた。

「僕はバスケが大好きだ。先週はブライス(次男)の試合でコーチをしている映像がインターネットに出回ったけど、『レブロンはNBAファイナルの試合と同じように、高校の試合に情熱をもたらしている』と言われた。これは僕にとって最高の褒め言葉だよ」

「僕はこのゲームを20年間やってきて、バスケを誤魔化したことは一度もない。息子たちを教えるにせよ、自分でプレーするにせよ、フロアに足を踏み入れるたびにすべてを捧げるつもりでやっている」

昨シーズンのカンファレンスファイナルでナゲッツに敗れた直後、レブロンは「バスケを続けていくにあたって、考えることはたくさんある」と語った。死力を尽くして戦ってもスウィープ(0勝4敗)での敗退という現実を前に、彼には一度小休止が必要だった。

「シーズンが終わった時、プレーを続けるかどうか分からないと僕は言った」とレブロンは言う。「その瞬間は、まだバスケを誤魔化さずにプレーできるのか、自分のすべてを捧げられるのかを自分に問いかけていた。実はここ数年、シーズン終盤になると自問自答していた。それを公言はしていなかったけどね」

「それでも続ける理由は、息子たちやそのチームメートを指導すると、自分がなぜプレーしているのかを思い出すからだ。そう、僕にはまだ何かしら残っている。結構たくさんね」

かくしてレブロンは、NBAで21年目のシーズンへと乗り出す。現役引退へのカウントダウンは始まっているが、彼は残された時間に意識を向けるのではなく、今までと変わらずバスケに向き合うことだけを考えている。