コンディションが万全ではない中、34分の出場で15得点をマーク

4月2日、千葉ジェッツは琉球ゴールデンキングスとの第2戦に挑んだ。試合中に佐藤卓磨と富樫勇樹が負傷してコートを離れるなど苦境に立たされながらも接戦に持ち込んだが、残り3秒に琉球の今村佳太に3点プレーとなるバスケット・カウントを許し、76-78の逆転負けを喫した。

第1戦は89-85とハイスコアリングゲームを制した千葉Jだったが、この日は富樫が小野寺祥太のタフなディフェンスを受けてボールをスムーズに展開することができず、得点が伸び悩んだ。しかし、琉球のプレッシャーをかいくぐり原修太やクリストファー・スミス、ヴィック・ローらウイング陣が高確率で3ポイントシュートを要所で沈めて何とか食らいついた。特に原は、コンディション不良のため第1戦を欠場していたが、その不安を払拭するかのように外角からのシュートやドライブから15得点を挙げた。

原は、次のように試合を振り返る。「僕を含めコンディションがみんな万全ではなかったり、途中でケガをしてしまうアクシデントがありましたが、若い2人やベテランの(荒尾)岳さんや(西村)文男さんが引っ張ってくれました。まだまだ足首が完全ではなく、理想はドライブをもっとしていきたかったです。チャンピオンシップに向けて、もっと強みを伸ばしていきたいと思います」

また、チーム全体では31本中13本成功し、原個人では第2クォーターの4点プレーを含む3本成功した3ポイントシュートについてこう話した。「ヘッドコーチが誰に対しても『空いたら打て』と言っているので、みんな自信を持って打てていると思います。Bリーグ自体、1回セットしてからディフェンスを崩して打つことが主流でしたが、ジョン(パトリック)さんは『空いていたら打て』なので、シンプルで分かりやすいです。流れが良い時にどんどん打つことはもちろん、セットを使って崩して打つことも突き詰めればもっと強くなると思います」

「『ダーラム選手のマークにつけ』と言われた時はうれしさの方が大きかった」

オフェンス面での活躍が目立った原だが、ディフェンスでも持ち味であるフィジカルを生かした守備で琉球のウイングからビッグマンまで苦しめた。第4クォーターには、アレン・ダーラムとマッチアップし、ゴール下で自由を与えなかった。その原のディフェンスに対して、パトリックヘッドコーチは次のように評価する。「原が(ダーラムに)ついていた時はほとんど得点もオフェンスリバウンドも取っていない。原は1番から4番までマークし、誰にも負けないディフェンスをやってくれました」

原は「『ダーラム選手のマークにつけ』と言われた時はうれしさの方が大きかった」と笑みを見せながら、自身のディフェンスについて語った。「いつも通りでした。僕自身、ブロックだったりスティールだったりスタッツに表れる守備をするわけではないですが、やるべきことはできたと思います。外国籍選手にもつけることは自分の強みだと思いますし、他の4人もカバーの体制に入ってくれているので、ダーラム選手も攻めづらかったのかなと思います。自分の仕事ができました」

また、数回だがスイッチした際に、リーグ屈指のフィジカルを持つジャック・クーリーとマッチアップする機会もあった。「マッチアップ自体そんなに多くはしていないですが、強い印象です。僕の身長は188cmほどしかなくて体重が100kgなので、下から押して相手に押し込みづらいようにしています。一人ではあのぐらいの選手を守れないので、ヴィックや、(ジョン)ムーニーがカバーに来てくれるから守れていると思います」

原は負傷者が続出してしまう苦しいチーム状況の中、ケガの影響を感じさせない奮闘ぶりで千葉Jのディフェンスを支えた。この先、勢いに乗ってチャンピオンシップに出場するためにも「ディフェンスでは誰が来ても変わらない。苦手なタイプがいません」と、強気に語る守備を武器に原はチームを牽引していく。