1月25日のホーネッツ戦以来となる10分以上の出場
現地2月28日に行われたネッツvsラプターズの一戦はスコッティ・バーンズが最初の11本のフィールドゴールをすべて成功させ、28得点16リバウンドと大暴れし、プレシャス・アチウワが20得点を挙げるなどベンチメンバーの活躍も光ったラプターズが133-97で圧勝した。
ラプターズはバーンズの活躍もあり、前半からネッツを圧倒。そして、第2クォーター序盤に渡邊雄太の出番が訪れた。最近の渡邊はローテーションを外れ、勝敗が決した最終クォーター終盤のみのプレーに留まるなど出場機会が減少していたが、この日は前半から出場し、すぐさまレイアップを決めて健在ぶりをアピールした。
38点リードで迎えた最終クォーター残り9分49秒に再び渡邊がコートへ。外れはしたものの、すぐさま3ポイントシュートを放ち積極性を見せると、残り6分26秒には会場を沸せるビッグプレーが飛び出す。軽快なフットワークで相手のドライブを止めた渡邊は、味方のパスカットを確認し速攻に走る。そして、相手のチェイスダウンブロックをボースハンドダンクで退け、バスケット・カウントを獲得した。
ボーナススローを外し天を仰ぐが、その後もブロックショットに3ポイントシュート成功と結果を残した。1月25日のホーネッツ戦以来となる10分以上のプレータイムを得た渡邊は、5本中3本のフィールドゴールを成功させ7得点4リバウンド1ブロックを記録し、連敗ストップに貢献した。
一方のネッツはカイリー・アービングとケビン・デュラント不在の影響をモロに受け、大敗を喫した。ジェームズ・ハーデンとのトレードで獲得したベン・シモンズの復帰が待たれるが、指揮官のスティーブ・ナッシュは「シモンズは背中に痛みを抱え、強度の高い練習の許可が出ていない。今週は練習に参加しないと思う」と語り、彼の早期復帰は難しいのが現状のようだ。