在籍7年、ラプターズの功労者の一人
グリズリーズと3年4500万ドル(約49億円)の契約に合意したと報じられたヨナス・バランチュナスにとって、ラプターズは家族のような存在だった。
昨シーズン途中にグリズリーズにトレードされるまで、1年目から7年も在籍したのだから、それも当然だ。彼は古巣が昨シーズンのプレーオフを勝ち上がり、優勝候補のウォリアーズをNBAファイナルで下した姿に興奮した。それと同時に複雑な心境だったことを、リトアニア出身のジャーナリスト、ドナタス・ウルボナスに語った。
「(ラプターズの優勝には)すごく興奮した。でも、それと同時に苛立った。トロントは7年も過ごした家族のような存在だから、うれしいよ。ただ、自分がチームの一員としてファイナルに出場できなかったのは残念」
昨年のオフにスパーズにトレードしたデマー・デローザンと共に、バランチュナスもまた生え抜き選手の一人で、東カンファレンスの強豪に成長したチームの礎を築いた功績は称えられるべき。もし球団から優勝リングの授与の申し出があった場合、バランチュナスは応じると話している。
In his @memgrizz debut, @JValanciunas records 23 PTS (9/11 FG) & 10 REB! #GrindCity pic.twitter.com/zo2UijQQr9
— NBA (@NBA) 2019年2月13日
「受け取らない理由が見当たらない。もし球団が自分にもリングを授与してくれるのなら、もちろん応じる」
ラプターズファンから愛されたバランチュナスがリングを受け取るとしたら、トロントで試合が行なわれる時になるだろう。その時は、大きな拍手と歓声で出迎えられるに違いない。